島倉原さんの「MMTとは何か?」という著作が出版されましたが、井上智洋さんも同じタイトルの本を出版しています。この二つの著作の違いは何か?Amazonレビューをお届けします。
『現代貨幣理論に一番近かった言論人』
私がMMTを一番初めて知った時の感想は、島倉原さんみたいな主張をする経済学派だな?というものでした。島倉さんは、元々ブロガーとして情報発信し、それが縁で「積極財政宣言」という著作も発表していますが、特にいわゆるリフレ派に対し厳しく批判する論調が特徴的で「我が意を得たり」と思ったものです。
『偶然MMTと同じポジションに』
島倉さんの持論が特にMMTと近いのは、ミンスキーの影響を受け、民間経済の安定化、バブルの抑止という観点から、政府支出を継続的に増やすべきという部分と、金融緩和のインフレ効果に懐疑的な部分です。まあ、ほぼMMTと同じ立ち位置だった訳ですが、その頃は、ご本人はMMTを知らなかったそうで、同じ山の頂に向かって、別のルートから登った登山家という感じでしょうか?これは中野剛志さんや藤井聡さんや三橋貴明さんにも言える現象です。
『Amazonレビューであり得ない神対応』
私のAmazonレビューが遅れたのは理由があり、私の購入した著作には、新版と記載されています。実は、Amazonレビューで、ブロガーのシェイブテイルさんが、著書の間違いを指摘したところ、何と、ご本人がコメント欄に降臨し、謝罪するという異例の事態が発生したのです。現在、本著は、シェイブテイルさんの指摘に基づき訂正されています。私は、このような真摯な対応をネット上で見たのは初めてです。その対応だけでも、島倉原さんの言論人としての存在価値があります。
『何度注意しても一切反省しない池戸万作さん』
それに引き換えMMTでベーシックインカムが可能などと、ツイッターでデマを垂れ流す自称経済評論家の池戸万作さんに対し、私は何度もネット上で、注意したのですが、その場限りの対応でお茶を濁し、一切反省が見られないのとは対照的です。ベーシックインカムは、MMTの提唱者であるビル・ミッチェルが、新自由主義への降伏と称して完全否定しているのにです。池戸万作さんには、島倉原さんの著作を百回読んで反省し、島倉さんの爪の垢でも煎じて飲んで欲しいですね。
『井上智洋さん、AIとMMTでBIなど有り得ません!』
また同じく私がAmazonレビューで猛省を求めた人物に、駒沢大学准教授の井上智洋さんがいるのですが、彼の主張は、AIとMMTでベーシックインカムが可能という、AIの間違いとMMTの間違いという、ダブルの間違いの組み合わせによる無限大の間違いとなっており大変有害です。しかも島倉原さんと同じタイトルのMMT本を出版し、間違った情報を読者に垂れ流す体たらくです。
『MMTオタクは、現代金融理論ではなく現代貨幣理論を学ぶべき』
ネット上を徘徊するMMTオタクの連中も、井上さんの著作に協力した上で「知らぬ存ぜぬ」で見て見ぬ振りをする姿勢に私は強い憤りを感じていますが、連中のMMTは現代貨幣理論では無く、現代金融理論なのが特徴です。一部の極左思想を持つMMTオタクは、貨幣論であるMMTが広がれば、積極財政が可能なのがバレるのを恐れているのでしょう。『デフレはインフレより悪い!』と連中の教祖であるレイが、島倉さんの監修した翻訳本で語っているのにです!
『MMTで積極財政宣言を!』
経済学の最大の欠点は、将来の不確実性を無視して均衡状態を想定している事です。そして、この将来への不確実性に対する人類の英知が貨幣制度なのです。その意味で主流派経済学者がMMTに恐怖する理由も、貨幣の本質(つまり貨幣=負債)が知れ渡る事を恐れているからです。その意味で、新型コロナウイルスのパンデミックにより経済危機が顕在化している今こそ、MMTによる積極財政宣言が求められていると言えるでしょう。
お邪魔いたしますです。
長くなった春休み。
親御さんは、春休み中にお手伝いをさせようと、家庭内クーポンをやってるって話題が。ラジオのどーでも良いネタなんですけどね。
「クーポンを作るところから楽しんでるみたいですよー」とか。
経済の教育。MMTの英才教育(?)。
仕掛けたら面白そうだと感じたです。
堅くなった大人の頭より、すんなり入って行くのかなって思ったです。