政治・時事

将来世代にツケを残せ!~「将来世代にツケを残すな!」の正体2~(後編)

『将来世代にツケを残してよい資格』  前回、将来世代にツケを残すな!、というひとりよがりの善意の言葉が実は将来世代を苦しめることを目指しているのではないか、と述べました。 では逆に将来世代にツケを残せ!、といって今の私達は簡単に作れるツケというお金を積極的にポンポン発行するだけの楽な仕事なのでしょうか? ところで、一方...
政治・時事

国民の消費力UPこそインフレ耐性強化の最善策

『東京の消費者物価 30年5か月ぶりの上昇幅 2.8%上昇 9月中旬速報値 1992年4月以来』「家庭で消費するモノやサービスの値動きなどをみる東京23区の9月の消費者物価指数は、去年より2.8%上昇しました。消費増税の影響を除くとおよそ30年ぶりの上昇幅です。総務省が発表した東京23区の9月中旬時点での消費者物価指数...
政治・時事

将来世代にツケを残せ!~「将来世代にツケを残すな!」の正体2~(前編)

「将来世代にツケを残すな!」、「返済しなくてよい負債」などなど考えてきましたが、負債なのに返済しなくていい?、など色んな言葉が飛び交い今までの常識とはちがって何を信じてよいのかわからなくなってきます。 負債や赤字についても、政府の赤字はあたりまえ、というびっくりするセリフも見聞きします。 赤字は悪いはずのものなのに、な...
政治・時事

イノベーション信者の妄想に失笑

最近のインフレにより国民の生活苦や中小零細企業の収益圧迫はますます深刻化しています。 しかし、この苦境を打破する政策として“財政政策”を訴える声は依然として小さく、わずかに国民民主党から「国民全員への10万円給付(インフレ手当支給)、再生エネルギー賦課金徴収停止、GS税トリガー条項凍結解除」などといった提言があったくら...
現代貨幣理論(MMT)

『[ヴィジュアル版]貨幣の歴史』を紹介。人類学と経済学の貨幣理論

本日は隠れた現代貨幣理論の入門前必読本と言える、デイヴィッド・オレル著[ヴィジュアル版]貨幣の歴史をご紹介したいと思います。 近所の書店で歴史学コーナーに陳列されていた本なのですが、現代貨幣理論のエッセンスがありましたので、購入した次第です。
政治・時事

積極財政は、多くの問題解決の扉を開く

日本は数多くの問題を抱えており、それぞれ解決が図られています。しかし政府が支出をしぶるため、なかなか成果が出ません。積極財政~経済成長は問題解決への共通の手段、中間目標となるものです。思想の違いはさておき、多くの人々が一致して訴えることで実現への道が開きます。 日本には問題が山積み 我が国は現在、様々な問題を抱えていま...
政治・時事

俺が政府だ!2~誰かの負債は誰かの資産の正体2~

『「政府が発行する通貨は自分から借りて自分に返す」、の行く先』  政府を自分と同じように考えること。 その考えが政りごとの方にいくと、○○総理の代わりはいない!となり、経済の方にいくと返済しなくてよい負債となるのではないか。 実は根っこところで繋がっているのかもしれません。 政府を自分と考え総理大臣を自分と同じと考え、...
政治・時事

無能は時間を無駄にする

『「消費税35%」でも借金返済に122年かかる…政治家が口にしない"現金バラマキ"の恐ろしいツケ』(藤巻健史/フジマキ・ジャパン代表)「(略)2020年度第三次補正予算後の予算は、コロナ禍のせいで112.5兆円の赤字です。これは、とんでもない額です。翌2021年度の予算補正後は、65.7兆円の赤字です。税収が史上最高で...
政治・時事

俺が政府だ!1~SAC~

これまで返済しなくてよい負債について述べてきました。 それは通貨とは政府(日銀含む)の負債で、かつ特殊な負債で返済しなくてよい負債だと。 なぜ政府の負債(通貨)が返済しなくてよい特殊な負債となるのかと言えば、通貨を発行できる政府が通貨という負債を自ら生み出し、それを借りる相手も返す相手も政府自身だからだ、ということ。 ...
政治・時事

大衆運動|人々を動かすには希望と「推し」と敵が必要だ

遅々として進まない日本経済の復活・成長。消極財政から積極財政への転換ひとつ進まない一方、エネルギー・食糧・防衛など危機は高まるばかり。日本政治のダメっぷりに嫌気が差すこの頃です。 そこで今回は、エリック・ホッファー著『大衆運動』を参考に、人々を動かす方法を考えてみます。邪道とも思える内容ですが、できるだけ早く政治を転換...
経済

国民先輩と政府くんの国の借金劇場

ここ30年の日本の経済を簡単に振り返ります。
政治・時事

”財出限界論”からスタートする時点で負け確定

皆さんは2011年に起きた「フジテレビ韓国偏向報道騒動」を覚えていらっしゃいますか? Wikipediaでは、一連の騒動を「日本において、フジテレビの報道姿勢に対する散発的な批判は、2002年日韓ワールドカップの時節から、特にインターネット上で行われていたが、その頃は数あるマスコミ批判の中の一つという程度だった。しかし...
政治・時事

大相撲と白黒経済~「誰かの負債は誰かの資産」の正体1(後編)

『通貨の信用、価値、責任とは?』  その通貨に見合った商品があること、それを作り上げる物作りの力を持つこと。 通貨というお金の需要に見合うだけの物作りの力をもつこと、それを満たそうとすること。 それを政府も国民も誰も持とうとしないくていいと言っているように聞こえる。 責任なんて必要ない、誰も負担なんて負わなくてよい。 ...
経済

消費税は「国民の証」か?|消費税と参政権

小林よしのり氏は「消費税は国民の証」として、消費税ゼロを批判しました。改めて消費税の正体を解説しつつ、彼の主張のおかしさを指摘します。 小林よしのり氏「消費税は国民の証」 7月のことですが、「消費税は国民の証」(小林よしのり)という記事が公開されていました。さすが小林氏、なかなか強烈なタイトルです。 彼の主張をまとめま...
政治・時事

「消費税廃止+社保負担全額国庫負担化+BI導入」に不都合な真実など存在しない

『MMT派と野党が主張する「インフレ下での消費税減税」の不都合な真実』(週刊現代) 「(略) 主に現役世代が負担する所得税や、企業が負担する法人税とは違って、消費税は年金世帯も負担しなければならない。そのため、「消費税減税」という政策は根強い人気がある。 さらに、企業にとっても「消費税減税」のメリットは大きい。「国税庁...