東京五輪阻止こそ皇統を尊ぶ日本民族の天皇陛下への忠義である

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『自粛という言葉こそ自粛せよ』

 SARS-CoV-2感染症が世に出てから1年半以上が経過しましたが、皆様は、いかがお過ごしですか?私の過去のコロナ禍エントリーを振り返っても特に訂正する事はありません。プラグマティズムの作法に基づき事実を丹念に追えば、大抵の事は間違わないのです。ただ今からすると、問題だな?と思うのは『自粛』という言葉です。今のネオリベ自民党政権は、国民の自粛力に甘え、コロナ対策の手を抜いて来ました。政府による国民への甘えを生む、自粛という言葉こそ、自粛すべきです。

『自粛というよりは自衛では?』

 自粛とは、自ら慎むという意味であり、事例としては昭和天皇が崩御される前後で、国民の間に祝い事を控える動きがあった事などが挙げられます。(因みに当時の日本経済が絶好調で経済的なダメージはゼロ)他人を慮るあるいは、そのフリをするつまり、不祥事を起こした人物が自主的に謹慎するなどの行為が、今回のパンデミックの日本人の行動を示す言葉として相応しいとは思いません。むしろ自分や近しい人々の身を守る自主的な行動制限は、自粛というよりは『自衛』という表現が相応しいのでは?

『コロナ・ゼロを唱える必然』

 因みに私のコロナ禍の立ち位置は『コロナ封じ込め論』であり、医療崩壊の阻止が目的の尾身西浦両氏とも異なる立ち位置です。勿論コロナ・ゼロは非常に困難な事は百も承知であり、コロナ封じ込め論とは、極めて政治的な主張なのです。ただ『反緊縮、反グローバリズム、反構造改革』を掲げる論者であれば『コロナ封じ込め』を、この期に乗じて一気呵成に唱えるのが常識だと思うのですが、コロナ禍で、その中から変な事を言い出す輩が出てきたら徹底的に糾すのが、常識人としての作法ですよね?

『コロナ封じ込めが正しい理由』

 コロナ封じ込めの数少ない成功例として賞賛されてきた台湾ですが、国際線のパイロットの検疫が甘くて感染者が急増しました。ところが国を上げての封じ込め戦略が功を奏して感染者が急減しています。ダラダラ自粛に頼る日本の対策が間違いなのが、またしても証明されました。NZやコロナの祖国チャイナも(遺憾ながら)封じ込めに成功し、人々は日常を取り戻しています。社交を重んじる人間であれば、コロナ封じ込めを唱えるのが、普通の感覚だと思いますけどね?

『コロナ・ゼロは合理的な政策』

 仮にですが、昨年9月の新政権誕生時に、政府がコロナ封じ込めに転換し、外国人の入国禁止、帰国者と濃厚接触者の二週間強制隔離、検査体制の充実、疫学的な根拠に基づく適切な行動制限と補償を徹底すれば、昨年の年末には、新型サーズの国内感染者をゼロに封じ込める事は、物理的に可能だったでしょう。コロナ封じ込めに成功していれば、今頃は日常生活でのマスクも不要になっていたのは確実ですが、大変遺憾ながら、今の日本では、こんな常識的な対策すら取るのが困難な状況です。理由は、ナショナリズムが崩壊してしまった事が大きいと拝察します。

『コロナ劣等国となった日本』

 リフレカルトのネオリベ野郎の高橋「さざ波」洋一などと懇意で、コロナ風邪論に感染している疑義が濃厚の菅首相は、コロナ封じ込めどころか、コロナ軽視のデマ言論に基づく、GoTo感染拡大でウィルスをバラ撒く愚政を続けた結果、人口あたりの死者が韓国の数倍という東アジアのコロナ劣等国に日本は落ちぶれました。(日本の死者は1万4千人に対し人口5千万人の韓国は死者2千人)日本人はコロナに罹りにくいなどとデマ(ファクターX)を流していた輩は、日本人は朝鮮人より数倍コロナで死ぬ遺伝的特徴があると疫学的に証明すべきでしょう。

『既に第5波に突入した日本』

 五輪向けに緊急事態宣言を無理やり解除した菅政権ですが、本エントリーを書いていた時点では緊急事態宣言を解除していた菅義偉であるが感染者急増で四度目の緊急事態宣言に追い込まれている。半生物である新型サーズ・ウイルスは、財務官僚とは異なりスガ首相には一切忖度しない)既に東京では感染者の増加が始まり、第5波に突入していると見るのが常識的な判断です。外国人を入れまくりで、間抜けな歌麿コンドームを選手村で配布するなどのバカ話しの報道が連日出れば、行動制限なんぞバカバカしくなるのが普通の感覚です。東京五輪の最中に緊急事態宣言が出るのも確実で、パラリンピックは無観客は間違いナシでしょう。ギャグでは無く、新型サーズの天下一武道会の様相を呈する東京五輪では、世界最強変異ウイルスの誕生すら危惧される有り様です。

『大東亜戦争のアナロジーとしてコロナ禍を捉えると見えるもの』

 私は今回のパンデミックが発生した当初から、大東亜戦争のアナロジーとして、新型サーズと日本人の関係を見てきました。初戦の大勝、驕り高ぶった楽観論、後手後手の対策、国民の自助に頼り切る政府、現実から目を逸らす言論人などなど、むしろ大東亜戦争の劣化コピーが、コロナ禍の令和日本の残念な現実です。私の一番嫌いな戦後言論人は田原総一朗なのですが、このようなクズ連中が戦前の日本の悪口を散々言い続けた上での結果として、戦後日本人の無能さがコロナ禍で際立っています。

『東京五輪を返上した戦前の日本人の方が、遥かに優秀だった』

 7月に開幕する予定の東京五輪ですが、多くの人が1964年との関連で論じたがりますが、実際は1940年の五輪との比較で論考すべきです。今回の五輪では札幌でマラソンが予定されていますが、1940年も札幌で冬季五輪が計画されていました。ところが当時の日本政府は、支那事変の勃発によって、自ら五輪を返上したのです。オリンピックなどしている場合じゃ無い!という常識が当時の日本にはまだ残っていたのですが、それに引き換え、今の官邸は、オリンピックが始まれば、バカな庶民はコロナなど忘れて支持率が上昇し、9月に解散すれば選挙で勝てると思っているそうですよ。

『本来は内閣総辞職の案件』

 そんな中で、私もツラツラと、天皇陛下は、五輪の開会式で、開会宣言とか本気でするのか?と漠然と思っていたのですが、宮内庁長官の言葉を通じてメッセージを発せられました。政治的な立ち位置としては、ギリギリの表現だと思いますが、やはり最後は、天皇陛下が出てきたか!というのが正直な感想です。本来であれば、内閣は総辞職し、首相は直ちに腹を切る案件だと思いますが、人を騙して出世した成り上がり者である菅義偉は、日本人の精神を持ち合わせていないヒトモドキという訳です。

『天皇陛下は、菅義偉と違い目先の事など考えていない』

 菅義偉は、9月に上手く国民を騙せれば御の字と考えているのに対し、天皇陛下は、二千年126代に渡り日本を治めてきた日本で一番古い家の当主であり、そんな目先の事に囚われていません。自らの祖父である昭和天皇が、ナゼ開戦の詔勅に判を押したのだ!と咎められ、あと半年早く戦争を終わらせれば、多くの国民が犠牲にならずに済んだのに!と、戦争犯罪者の如く批判されたのを、幼い頃から意識して今日に至っているハズです。

『今上陛下の二千年後の君へ』

 可能性としてですが、このまま感染者が増えて、変異ウイルスが広がり、ワクチン接種も進まない状況で、東京五輪で感染爆発が起きれば、今までの新型サーズの死者を遥かに上回る犠牲者が出る可能性も現実的に有り得るでしょう。今上陛下は、そのマヌケな五輪で開会宣言をした愚鈍な天皇として『令和の天皇と言えばアレ』と代々恥辱を受ける可能性があるのを意識しているのです。日本という国家とシンクロ率100%の唯一の個人が天皇の存在であると私は考えているので、天皇陛下が、東京五輪を国家的な危機であると察知するのは、むしろ当然です。

『日本と一体化する唯一の個人』

 ネトウヨやビジウヨ(ビジネス右翼)は、陛下のお手を煩わせた菅政権を批判するどころか、陛下に苦言を呈するクズが出る始末です。まあ日本の国家解体も最終段階に来ていると考えて良いでしょう。今からしっかり感染対策を行うなら五輪は中止するしか無い!というのは、常識で分かる話です。原発よろしく日本国の最後の安全装置である天皇陛下が発動したのに、それを無視すれば、どうなるか?皆さんよく考えてみてください。

『リーマンショックと同じくコロナ禍も一人負けする日本』

 リーマンショックが発生した時に、日本は外需依存が少ないから被害は少ないという意見がありましたが、現実には、日本が世界で一番リーマンショックのダメージを受けました。理由は緊縮財政なのですが、同様にコロナ禍でも、日本が一番経済的なダメージを受けて国家の衰退が加速する可能性が高いと私は見ています。コロナ禍が起きた時に、読者の皆様に生き残りましょう!と呼び掛けましたが、それが更に切実な状況の現在です。私は最低限コロナ禍においてデマを垂れ流す言論だけは、絶対に許さない!という姿勢だけは、今後も貫きたいと考えています。

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