政治・時事

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時代錯誤の歴史逆回転主義者たち

昨年はコロナ対策として持続化給付金や特別定額給付金(10万円/人)、家賃支援給付金といった直接給付制度が脚光を浴びました。 積極財政派の諸兄からすれば、これら給付制度の歳出規模は合わせて20兆円余りと、かなり物足りない額だったと思いますが、今後の自然災害や経済災害時に発すべき経済政策として良き前例になったのではないでし...
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中央道笹子トンネル事故から8年 悲劇を繰り返さないために間違った貨幣観から脱却を

8年前に中央自動車道の笹子トンネルで9名が犠牲となる天井板落下事故が発生するなど、高度成長期に建設されたインフラの老朽化が深刻化している。この問題の解決につながる正しい国民世論形成に資する報道をすることはメディアの責務である。しかし、NHKは12月2日に放送したクローズアップ現代プラス「老朽化インフラ 教訓はなぜ生かさ...
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伝統をなめてはいけない。「効率化」のために考えたつもりでも考え落とすことは多い。

人への関心は、好きの反対は、無関心。嫌いというのは反応をして関心がずいぶん残っている状態のことなのである。適当な仕事をしてしまうのは、嫌いというよりは無関心の部類に入るのだろうか。(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。) 伝統工芸について、その時々の技術者・職人が直していくことで、このような古い建物が今の今まで残っ...
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外国人の生活保護はなぜMMT的に問題なしなのか

先日、厚生労働省が生活保護のフォローに力を入れ始めたことをツイートしました。もちろん褒める意味でです。  いろいろな反響をいただきました。その中で「外国人の生活保護は認めるべきではない」という旨の返信があったのです。 趣旨が全く異なりますし、キャッチボールになっていませんが――脇におきましょう。  外国人の生活保護はさ...
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コロナ禍で荒んだ時代の早期退職は慎重に

コロナ禍は法人・個人を問わず需要の大減退を招き、中小零細企業の倒産や大手企業の大量リストラが増えています。 特に、旅行・運輸・エンタメ・製薬・機械部品など近年好調だった業種にまで大企業の人員整理や給与・ボーナス減額が波及する様を見るにつけ、コロナショックによる被害の甚大さが覗えます。 【参照先】 こういうニュースに対し...
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「身を切る改革」とは?「身を切る改革はバカの一つ覚え」と解説

維新の会の松井一郎大阪市長が公用車でホテル通いをしており、雑誌「女性自身」にすっぱ抜かれました。このスキャンダルに対して「身を切る改革と言っていたのに!」との批判が寄せられています。  維新の会などが掲げる身を切る改革とは一体何で、どんなものなのか解説します。 結論から言えば2000年代初頭に行われた「聖域なき構造改革...
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アイドル新党なでしこ! 第65話 大阪ダブル選挙 後編

あとがき(原作担当 遠藤万次郎)  今回も2015年の大阪における、ダブル選挙(大阪府知事選挙、大阪市長選挙)のお話の続きです。当時の論点を思い出しながら、というのがいつもは多いのですが、今回は直近に「大阪市廃止・特別区設置住民投票」があったため、ほぼリアルタイムということでシナリオを書きやすくはありました。 作画担当...
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大統領選挙予想が外れてしまい、トランプ大統領よりも早く敗北を宣言

サンダースが民主党候補にならず、トランプ大統領が法廷闘争で当選するということにもならず、アメリカ大統領選挙の予想が外れてしまいました。 私はアメリカとの同盟を堅持しつつも、軍事的にも経済的にもアメリカ依存からの脱却を志向する対米自立派です。
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池袋暴走事故 ご遺族の願いに応えるために私達がすべきことは加害者叩きより政府への積極財政要求

昨年、東京池袋で高齢者が運転する車が暴走し親子2人が死亡、多数の負傷者を出した事故の裁判が行われている。車を運転していた飯塚幸三被告は、車の欠陥が原因で自身のミスは無かったとして無罪を主張しており、これに対し世論の怒りが強まっている。車の記録装置のデータなどで車の異常は無く、アクセルが強く踏まれていたことが分かっている...
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神道の国に暮らす国民の低所得を憂い、ベーシックインカムを求める

今年の日本経済はコロナ禍一色で、大手企業でもリストラや給与引き下げ、ボーナスカット、失業、新規採用停止が横行するなど景気の悪い話ばかりでしたが、そんな中で唯一輝きを放ったのが週刊少年ジャンプに連載された”鬼滅の刃”でした。 ご存じのとおり、少年ジャンプの三原則といえば「努力・友情・勝利」が有名ですが、これはいかにも昭和...
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選択的夫婦別姓は「少子化の解決」につながらず、さらなる「共同体破壊、グローバル化の一因」となる

NikolayFrolochkinによるPixabayからの画像 自民党で選択的夫婦別姓制度が議論中です。そこでは現行の夫婦同姓が「少子化の一因」である、などという誤った主張がされていますが、選択的夫婦別姓は何も解決策になりません。それどころか、さらなるグローバル化、共同体の破壊を呼ぶものです。 男女共同参画基本計画と...
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何にも考えてないからこそ、改革に酔いしれ、結果必要なものまで壊しまくる。

菅首相は、安倍晋三ほどに名誉などに執着しないだけに、安倍内閣のやり方を継承するという言葉もマシな方向にシフトすると胃よりは、もっと、ゲスな形で繰り広げられる結果がありうる東野はここ何日かで書いてきたことである。 ジュラル星人にも人間の心がわかる人もいた。まだ放送(1972)から100年もたっていない日本において、人間社...
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自粛要請の意味がなくなり効果が低下!現実と言葉のねじれの発生

自粛要請という言葉は不思議ですよね? もし不思議に思わないのであれば、きっと「強制ボランティア」や「強制連行」という言葉も不思議に思わないことでしょう。  ボランティアって強制されるものではありませんし、連行はそもそも強制ですよね。全く同じように自粛要請も不思議な言葉なのです。  言葉としてねじれている自粛要請の効果が...
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菅政権の「国民のために働く」冷静に中身を見ればウソだとすぐわかる

「国民のために働く内閣」を自称し、マスコミも「庶民派」などともてはやしているためか、菅内閣の支持率は10月のNHKの世論調査で前回より下がったものの55%という高い数値となっていた。しかし、実際の政策を見てみると菅首相には庶民感覚は無く、大多数の国民ではなく一部の者のために政治をやっているのは明らかである。 コロナによ...
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自殺者の増加。自助とか何も起こらないと高をくくって碌な補償をしなかったことの結果だ。

この紋所が目に入らぬか―!いや、紋所はないんですが、そのロボが圧倒的な威厳を放つのである(最強ロボダイオウジャ) 月の自殺者「15%増」の背景…コロナで踏ん張るも“心が折れた”恐れ(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース やはりコロナ禍の影響なのか――。  警察庁によると、この8月、全国で自殺した人は前...