自殺者の増加。自助とか何も起こらないと高をくくって碌な補償をしなかったことの結果だ。

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この紋所が目に入らぬか―!いや、紋所はないんですが、そのロボが圧倒的な威厳を放つのである(最強ロボダイオウジャ)

https://news.yahoo.co.jp/articles/5dd70e14b6bb8cff91943a4c6b1004162a816d608月の自殺者「15%増」の背景…コロナで踏ん張るも“心が折れた”恐れ(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース やはりコロナ禍の影響なのか――。  警察庁によると、この8月、全国で自殺した人は前年同月比246人も増えて1849人となった。15.3%増の大幅増だ。  今年の自殺者の推移を見ると、前年同月比news.yahoo.co.jp

緊急事態宣言の発動と行動変容があった5月ごろには、自殺者も大幅に減ったということがあった。これは、厳しい仕事環境からの解放がおこったことからそういう状況が起こったという解釈もあるだろう。そして、その状況を、政府は実はよいものとして受け取っていたのかもしれない。補償をせずとも、自殺者が減ったのだから、国民は幸福なのではないかと。しかし、それは、別の苦しさを覆い隠しているだけに過ぎなかったのである。

仕事もない状況で補償をする態度だけを示しながらも、いろいろと条件を付けて、補償を渋る態度で「自助」をあおるその考え方は、現実の厳しさから逃れるにはあまりにも幼稚な考え方だったのである。そのような態度は、次の総理と目される菅にはより強烈に受け継がれようとしている。カネをどう使えばいいのか、ということについて、カネでつながった仲間のビジネスのためだけに使って、仕事をしている気になっていてもしょうがないのである。

経済的な問題がもう耐えられない状況になっていることがついに生活を追い込んできた、という厳然とした事実があるだけである。もちろん、無理やりにコロナ対策を放棄して経済を回そうとしただけでは、文化のもとで人間の本能としての生存本能から、元のように行動することは難しい。そして、そもそも20年にわたる、政府の国内投資の減衰と、消費税を倍にするという愚行から、消費を抑制する要因が蓄積して固定化しているという現実もある。

政府が今やるべきは、経済補償である。あまりにも激減した入るべき収入を補填し、消費ができるようにするのである。精査することで対応が遅れるのであれば、あとで調整することとして、一律に給付する形で、確実に手に届くようにすることが大事である。経済環境を整えるのは、それにかぶせて追いかけてやっていくべきである。緊急度と重要度の兼ね合いが大事である。

その中に、政商のビジネスだけを取り立てて優遇するという、国にすそ野の広がらない「縁故」で政治をするすきはないだろう。まったく日本経済に広がっていかないその出口は最悪である。

そういった政府が国民に対してやるべきことをやらずに、奇をてらった政商たちのビジネスの便宜ばかり図っている状況は許しがたい愚行である。我々はそういう政府の愚行を愚行として認識することが大事なのである。

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