バケツリレー

思想

「天皇の国」の国防観・安全保障観を考えよう|『大義』第九章から

尖閣から帰るいしがき posted by (C)西表カイネコ 武漢コロナ禍の中、チャイナ(中国)による尖閣諸島付近の領海侵犯、挑発行為が毎日のように続いています。 積極財政(公共投資・研究開発投資)によって経済発展を遂げ、世界に覇を唱えようとするたチャイナ。衰えつつあると言えども、それに立ちはだかろうとするアメリカ。そ...
思想

知足(足るを知る)の危険~成長こそ日本人の自然である

龍安寺の手水鉢 「知足」という言葉 「知足(足るを知る)」という言葉/徳目があります。龍安寺のつくばい(手水鉢)にある「吾唯足知(われただたるをしる)」の方が有名かもしれません。 出典は老子で「自分の持ち分に満足し安んじて、欲張らないこと」。仏教の格言にも「知足のものは貧しといえども富めり、不知足のものは富めりといえど...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第八章『七生滅賊』コロナ恐慌が「賊」をあぶり出す

楠木正成(大楠公)を祀る湊川神社(photo_by_KishujiRapid) 戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第10回です。 今回は第八章「七生滅賊」です。現代語での大意を示したうえで、これを現代に生かすべく、私なりの解釈・解説を行います。原文はこちらの「大義研究会」のサイトでご覧ください。 第...
政治・時事

「9月入学」など無用! 積極財政こそ、コロナ禍から子供たちと教育現場を救う

写真:taken by kolisu, (C)ひとりたび向上委員会 Exif_JPEG_PICTURE 消費税増税&武漢発の新型コロナウィルスによる恐慌下、またぞろ「グロい」動きが出て来ました。一般国民(サムウェア族)の苦境を奇貨として、グローバリスト(エニウェア族)の利益を図る腹グロい動きです。ショック・ドクトリンと...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第七章『生活原則』天皇と全体主義と中間団体 

反ナチ運動家の牧師、マルティン・ニーメラー 戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第9回です。 今回は第七章「生活原則」です。現代語での大意を示したうえで、これを現代に生かすべく、私なりの解釈・解説を行います。原文はこちらの「大義研究会」のサイトでご覧ください。 第七章「生活原則」の大意 君民一如は、永...
思想

上杉慎吉「人の相関と連続」|天皇主権説の権威による社会学説

「消費税・緊縮財政・武漢発の新型コロナウィルス禍」による日本の経済被害を克服するには、「消費税ゼロ・補償・給付」を中心とする積極財政策の迅速な実施が必要です。安藤裕議員をはじめ、そのような主張を掲げる政治家が増加中なのはありがたいことですが…… アーティストへの補償に言及したKing Gnuの井口理さんが非難されたよう...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第六章『解党』 政党政治のデメリット/行き詰まりから脱するために

鵤(いかるが)に祈る(聖徳太子像)青山一三郎 戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第8回です。 今回は第六章「解党」です。現代語での大意を示したうえで、これを現代に生かすべく、私なりの解釈・解説を行います。原文はこちらの「大義研究会」のサイトでご覧ください。 第六章「解党」の大意 聖徳太子の十七条の憲...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第五章『皇道』 天皇機関説の問題点

戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第7回です。 今回は第五章「皇道」です。現代語での大意を示したうえで、これを現代に生かすべく、私なりの解釈・解説を行います。原文はこちらの「大義研究会」のサイトでご覧ください。 第五章 「皇道」の大意 皇道とは、天皇がお歩みになる道である。よって、人々もまた共に歩む...
歴史

二・二六事件、青年将校の恋の破綻|その原因は天皇機関説

今年も2月26日がやって来ますね。ということで今回は84年前、昭和11年(1936)に起った二・二六事件について解説してみます。解説連載している『大義』(杉本五郎著)とも因縁深い事件です。 二・二六事件を起こした元・陸軍青年将校の磯部浅一。↓のセリフを言いそうな人物です。 陸軍青年将校の「恋」 恋して、恋して、恋して、...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第四章『神国の大理想』の2 天皇精神発動による戦争

ソクラテス像 引き続き、戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第6回です。 今回は第四章「神国の大理想」の後半です。現代語での大意を示したうえで、これを現代に生かすべく、私なりの解釈・解説を行います。原文はこちらの「大義研究会」のサイトでご覧ください。 第四章「神国の大理想」後半の大意 「四海ノ内誰カ朕...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第四章『神国の大理想』 八紘一宇と「人類みな兄弟」

宮崎市の平和台公園、八紘一宇の塔(撮影&投稿者:Sanjo) 引き続き、戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第5回です。 今回は第四章「神国の大理想」です。現代語での大意を示したうえで、これを現代に生かすべく、私なりの解釈・解説を行います。原文はこちらの「大義研究会」のサイトでご覧ください。 第四章「...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第三章『「無」の自覚到達の大道』 井上雄彦『バガボンド』と和歌を通して

杉本中佐が禅の修行をした、 広島県三原市にある仏通寺の仏殿(写真:Carpkazu) 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。昨年に引き続き、戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第4回です。 今回は第三章「「無」の自覚到達の大道」です。現代語での大意を示したうえで、これを現代...
体験談・活動レビュー・雑記

参加レポート/シンポジウム「明治日本の文化形成における「翻訳」―音楽を中心にその意義を考える―」

翻訳唱歌と国民形成 ─明治時代の小学校音楽教科書の研究─ 12月22日(日)、シンポジウム「明治日本の文化形成における「翻訳」―音楽を中心にその意義を考える―」に参加しましたので、そのまとめ&感想をお届けします。 これは、10月26日(土)に行われた「ポスト・グローバル時代の可能性――よりよき世界秩序をどう構想するか」...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第2章『道徳』教育勅語の精神

越智通兄筆 橘曙覧(タチバナノアケミ)肖像画『大義』では橘曙覧の短歌が多く紹介されています。 戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第3回です。今回は第2章「道徳」です。現代語での大意を示したうえで、私なりの解釈・解説を行います。原文はこちらの「大義研究会」のサイトでご覧ください。 第二章 「道徳」の大...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第1章『天皇』その2 人生は天皇のためにある! 

杉本中佐も尊敬する「大楠公」こと楠木正成 前回に続き、戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第2回です。今回は第1章「天皇」の後半です。現代語での大意を示したうえで、私なりの解釈・解説を行います。原文はこちらの「大義研究会」のサイトでご覧ください。 第一章「天皇」 後半の大意 日本人は自分を救うことを目...