バケツリレー

政治・時事

オレたちの安倍さんがもどってきた?~菅政権後を考える

Mi2様のツイッターより 安倍前総理が、コロナ禍での積極財政、大規模財政出動の提言をしています。彼の政治姿勢(グローバル志向)は信用なりませんが、この提言自体は有用です。大いに利用して、菅政権後、与野党が積極財政策で競うような環境をつくりましょう。 安倍前総理、大規模経済政策を提言 7月10日の新潟県三条市での講演で、...
思想

『ナショナリズムの美徳』とリベラル帝国主義、そして日本の在り方

『ナショナリズムの美徳』(ヨラム・ハゾニー著)を読みました。トランプ前大統領をはじめ、米国の保守派に大きな影響を与えた同書。イスラエル人/ユダヤ教徒の著者が、ナショナリズム(国民国家主義)とリベラリズム/グローバリズム(リベラル帝国主義)を論じています。今回は、この本の要点を紹介しつつ、併せて日本の在り方も考えてみたい...
政治・時事

天皇陛下のお気持ち拝察とコロナ禍中のオリンピック

天皇陛下がオリンピックでの新型コロナ感染拡大を心配されている。という西村宮内庁長官の「拝察」発言が議論の的となっています。この件について、整理して考えてみたいと思います。結論を先に言ってしまうと、「陛下の御心配は明らか。政府は「本気」すなわち「カネ」を出せ! 財政出動!」です。 「天皇陛下のお気持ち拝察」で混乱する議論...
経済

『ザ・ロスチャイルド』(林千勝氏)~国際金融資本の興隆とその手法

林千勝氏の新著『ザ・ロスチャイルド』を読みました。 国際金融資本の代表と言うべき、ロスチャイルド家。18世紀から20世紀初めまで、彼らの興隆と術策の歴史をつづった本です。(続巻が予定されているようです) 今回はその第1、2章を参考に、彼らのやり口を紹介してみたいと思います。JPモルガン、ゴールドマン・サックスといった国...
政治・時事

ナショナリズムはグローバリズムの害を超えられるか

グローバリズムの弊害が露わになり、その対抗馬であるナショナリズムが見直されています。我が国において、ナショナリズムによるグローバリズム克服は可能でしょうか。わかりやすく考えてみます。 ナショナリズムとグローバリズム グローバリズムの行き過ぎ、弊害が露わになると共に、ナショナリズムに注目が集まっています。 それぞれの定義...
政治・時事

入管法改正を考える|「補完的保護」「監理措置」とは?

入管法改正が国会で審議中です。野党はスリランカ女性の死亡事案/人権問題をタテに廃案に追い込もうとしていますが、実際の法案の中身はどんなものでしょうか? 評価すべき点もありますが、新設される「補完的保護」「監理措置」といった制度には心配なところもあるようです。 入管法改正のポイント 入管法、すなわち「出入国管理及び難民認...
政治・時事

生活保護をめぐる日本人の心理~恩と義務と権利

生活保護の捕捉率が低すぎる問題。これに対して「生活保護は国民の権利なのだから堂々と申請すべきだ」と言われます。しかし、この言い方はイマイチ日本人には響かないのではないでしょうか。日本人の伝統的な感覚「恩」、そして「義務」と「権利」の関係から考えてみます。 生活保護は増えているが、捕捉率は低い コロナ禍で受給世帯は増加 ...
政治・時事

ポリコレ棒を取り上げろ|ポリティカル・コレクトネスによる抑圧

男女、人種、弱者、コロナ禍自粛などの問題で、ポリコレ棒(ポリティカル・コレクトネス/政治的正しさ)が振り回されています。しかし、これは経済や国防などの重要問題から目をそらし、危機を増長させるばかりか、国民の分断を招くものです。「正しさ」は、異なる意見に耳を傾けつつ、点検しながら追求すべきものです。 非難・罵倒のポリコレ...
経済

経済成長は不要か?⇒成長こそ問題解決のマスターキーである

環境問題やグローバル資本主義の弊害から、「経済成長は不要だ」「脱成長こそが豊かさ」といった主張がなされます。しかし、こういった「成長否定」は問題を解決するどころか悪化させます。適切な政策による「経済成長」こそが、問題解決のマスターキー(万能カギ)です。 「経済成長否定~脱成長」論 「経済成長なんて不要だ」あるいは「経済...
経済

万札ほしい! 国民が10万円ゲットする方法

ちっとも増えないお給料。消費税は増えるし、社会保険料負担も重いし、コロナ禍で景気は悪いしでおカネに困っている方はたいへん多い。もうちょっと手元に万札がほしい! ということで、紙幣発行、通貨発行の仕組みを通じて10万円ゲットする方法をわかりやすく解説します。 不景気に困るカエル君とウサ先輩 カエル「カネほしいな~」 ウサ...
政治・時事

民主主義は機能していない?|必要なのは、「民の親」による政治・言論活動です

大企業やグローバル投資家のための政策ばかりが行なわれる一方、国民は自助を強いられ、生活は毀損されるばかり。民主主義が機能していない、オワコンだという声があります。しかし、民主主義が大衆政治である限りは機能しようがないのです。国民自らが、民の「親」「主」として政治・言論活動に努めること。それが我が国で民主主義を機能させる...
政治・時事

生活保護は「恥」ではあるが、恥じるべきは誰なのか?

「生活保護を受けるのは恥ずかしい」という感覚を持つ人は多いですが、正当に受給する限り、「恥」ではありません。恥ずべきは、貧困者が増える状況を放置し、さらに扶養照会制度も害あるものにしてしまう政府であり、それを許してしまっている我々国民です。 「生活保護=恥」の底にあるもの 「生活保護は恥ずかしい」「生活保護は申し訳ない...
政治・時事

菅総理はゴラムそっくり?!|「ロード・オブ・ザ・リング」で読み解く菅政権

菅総理を見る度、映画「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)」のゴラムにそっくりだなと思います。風貌もですが、何より、地位・権力の維持・獲得のために悪に堕し、裏切りをもいとわぬところ、まさに「一つの指輪」(支配の指輪)に心を囚われたゴラムのようです。 はじめに 菅義偉総理の風貌はゴラムに似ています。トップ画像は「boke...
政治・時事

トランプ派の言論弾圧で分断はさらに進む

トランプ前米大統領とその支持派・保守系アカウントに対するSNS凍結~規制など、情報大手私企業(ビッグテック)による言論弾圧が続いています。トランプ派の「悪魔」化です。これにより、トランプ派は退潮し健全な民主主義が回復されると期待する向きがありますが、実際は逆。ネットの自由が壊されて、社会の分断は増すでしょう。 「トラン...
思想

「保守」が「グローバリズム的改革」を望むのはなぜ?|明治維新と五箇条の御誓文から考える

我が国の「保守」と言われる人たちは、なぜグローバリズム的改革を良しとしまうのか?その要因の一つは、天皇の存在に重きを置かず、明治維新を一面的にとらえてしまっていることです。明治日本に発せられた国是、「五箇条の御誓文」をカギに考えてみます。 「保守」が「グローバリズム」「改革」を進めるフシギ 我が国の「保守」と言われる人...