安倍政権の終焉は次へのステップの始まりである。しかしまだスタートラインすら遠いことも確かである。

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安倍政権に生きがいを感じていた人(端的に言えば、アベウヨやアベガーしか言わないパヨク)は、安倍ロスに襲われていることだろう。しかしそれは、現実をいかに見ないで安倍に夢中であったか現実は相当悪い状況にあることをまず知ることから始めなければならない。

安倍首相は辞意を示したが、すぐにやめるわけではない。自民党の総裁が変わるところまでは、内閣も総辞職せずにそのまま続く。平時でうまくいっているときはその空白も大した意味がないが、今は実は非常事態で、コロナの感染症の拡大対策を続けなければならないし、それに伴う経済被害に対する補償や支援をしなければ、日本経済の産業構造が壊れていくという危機的な状況が続いたままである。

こういう時こそ、いろいろ知恵を集めて、全方位で対策をする必要がある。極論だけでうまくいくほど簡単な問題でないが、何もやらない・・・ということも逆に「極論」の一種になることも意識しなければならない。要するに、今の政権の政策は、極論の世界で動いており、そのひずみで見えないところでいろいろ崩れていっているのである。

それは、多くの零細中小企業が事業継続できない状況に置かれていることが長期間続き、それに対する積極的な支援ではなく、いつものノリで、審査にやたら手間がかかりしかもその採用の枠が狭いままな状況で、結果として切り捨てられる事業者があふれてくる。そのような状況を見て、申請すらしないで廃業や倒産を選ぶ事業者も連鎖的に増えてくることは確かである。

コロナの感染対策も強めにしなければその「抑え込み」がなされることはない。対応する医療体制との兼ね合いでコントロールする必要があり、それは後手後手であってはならないのである。同時にコロナの経済対策も、今のような後手後手であれば被害は拡大することになる。それは、その場の経済の動きだけでなく、産業構造そのものを破壊することになるのである。経済を維持することは、構造を保持することにもつながるのである。

このような考えは安倍政権、それ以前の20年間の各種政権でほぼ踏襲されてきたものであった。今だけ、カネだけ、自分だけ。その政治力がある連中の身勝手なふるまいに最適化された政権運営は、日本そのものともいえる日本の経済構造を破壊し続けてきたのである。なぜこれまで持ってきたかといえば、昭和時代までに蓄積して構築してきた構造がなせる業だったのである。それを切り崩しながら、うまくいっていることだけをことさら取り上げて、やっていることが間違っていなかったと思い込んでいただけなのである。

それは認知的不協和といわれる現実をストレートにではなく、都合のいいように解釈するというやり方で、現実を無視した解釈で、破壊をし続けてきた。そして、安倍内閣では、それが最大限に発揮され、破壊工作も最大力で行われてきたのである。

そんな中、低賃金外国人労働者を、合法的に取り入れることができるようにするという、安全保障上最大級の危険行為を行ってしまったのである。人間は文化の中で育つ。それぞれの人に罪はなくても、その生き方は、文化に合わせて決まっていくものである。低賃金労働者を外国から大量に呼び込むということは、その出身の文化も丸ごと持ち込むことにもなる。それを守ることを多様性とか言っているのは間違っている。多様性は、お互いの文化をリスペクトすることによって初めて成り立つものであり、持ってきた文化で身勝手にふるまうことでは決して成り立たない。この解釈が正しくできない限りは、うまくいくはずはない。結果は、粗暴な文化の方が一方的に勝つことになり、結果は、秩序の混沌化である。

経済力もなく、文化としても弱まった日本において、このような状況を作り出したことは、強固だった昭和の蓄積も風前の灯火となるのである。それを無視して、国際競争力というような、だれにとってうれしいものかということを考えると、基本的には無駄なもののために、他のほとんどのもの失う結果になるのである。

安倍政権の結果というのは、直近20年間の集大成である。在任期間が長かった分その責任は蓄積されて相当重い。自らが、軽口だろうが、「政治は結果」「責任は自分にある」といった言葉は(安倍首相にしては珍しく)嘘偽りがないことである。彼とそれを支えた連中の責任は重く、その志を引き継ぐものにはその責任も引き継ぐものであることは良しらなければならない。

責任の取り方は、間違ったことを謝ること、方向性を変えて、進めていくことである。それ以外にない。それ以外のことをやれば、責任を更に蓄積して、重くしていくだけである。当然批判のそしりは免れるはずものない。ここまで、(世界から見て相対的に)衰退しきった日本を復興させるのは生半可なことではできないことも認識したうえで、早くスタートラインに到達しなければ始まらないのである。

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