あとがき(原作担当 遠藤万次郎)
作中に掲載のグラフ「結婚相手の条件として「重視する」と答えた割合」は、国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査」、「世界の基礎的財政収支赤字国の割合」は、IMF「World Economic Outlook Database」より作成しております。いつものように、2019年時点のデータを反映させた最新版も用意しましたので、下記に掲載させていただきます(名目10%の経済成長は今の日本では理解されないため、名目7%の経済成長の想定に修正)。
作中に挿入する2012年時点の新幹線路線図を調べていた際、「四国新幹線はリニア方式で!」という趣旨のエントリーを見つけたため、こちらも興味深いので画像からご紹介いたします。個人的にはやはり、画像右上に「サハリンへ」と書かれていることに、とても親近感を覚えてしまいます(笑)。これらがすべて整備されてもまだ完璧とは言えず、最低でもあと二箇所、基本計画路線を書き足したいところがありますが、みなさんはいかがでしょうか?
話は変わりますが、新垣結衣さんが出演されているCMで、Nintendo Switchの「リングフィット アドベンチャー」という健康器具型のゲームがあります。
私がゲームをプレイする側だったのは20年くらい前までで、最後にプレイしたのはドラクエ6だったか、とにかく最近のゲーム事情には全く疎いのですが、もっとシンプルに運動にも操作性にも優れている、サイクリングマシーン型のゲームコントローラーはいい加減リリースされていないのかと思って調べてみました。というのも、『アイドル新党なでしこ!』に登場する幸村大和の会社が、そうした健康器具型のゲーム機を販売する会社、という設定だからです。すると、下記のような動画にたどり着きます。
「あるやんけー!」って思いました(笑)。幸村大和の会社「SOL」のゲーム機「サイクルフィット」とは違い、プレイ出来るのはロードでの自転車レースだけで、競馬ゲームやレーシングゲーム、アクションRPGなどに応用する発想はまだないようですが、下記記事に書かれた「フィットネスとビデオゲームの融合」や「本当のeスポーツ」というワードに触れると、改めてとてつもない可能性を感じた次第です。
「本当のeスポーツ」実現へ、自転車レースのZwiftが134億円を調達 _ Forbes JAPAN
Zwift – Wikipedia
当該プラットフォームを総称してZwift(ズイフト)、それを利用する人達をZwifter(ズイフター)と呼ぶらしいのですが、私が知らないだけで、ゲーム好きやフィットネス関係者の間では普通に有名だったりするのでしょうか? 個人的にはやはり、自転車レースに限定した使い方だけではなく、例えばこの自転車を、戦場を駆け抜ける一騎の騎馬に見立てるとします。左手の親指は十字キー、右手の親指はABボタン、残る左右の四本指はLRボタン( ブレーキ部分)を操作するために使い、左右の視点変更(首を回転させる動作)は自転車のハンドル操作でダイナミックにといった具合に、一般的なゲームコントローラー以上に体感的な同時操作が行えるというわけです。
このように、ゲームコントローラーとしても普通に歴代最優秀ですから、様々なジャンルへの応用が利くと思っています。皇居の周りをただランニングするだけでも楽しそうです。RPGではいわゆる「レベル上げ」と称して、プレイヤーに毎日何十kmもの距離をペダルで漕がせることを強要すれば、世界的な肥満の解決に繋がりますし、そうしたことを企業理念に持つような会社の社員は幸せに違いありません。今から任天堂が後発で参入しても、まだ全然間に合う(マリオカートほか、キャラクター権利の資産に強み)でしょうし、近い将来、ドローン兵器を遠隔操作するのにも適しているように感じます。
さて、次回の配信日ですが、4週間後となる11月24日(日)を予定しています。まだ確定ではありませんが、防衛大臣・黄美齢が主役の「美齢回」にしたいと思っています。それではまた、次回のあとがきでお会いしましょう。