天皇

思想

尊皇心とは?|人格評価は亡国の道

小林よしのり氏は尊皇心・天皇に関する自身のブログ記事で、血統よりも人格を重視する旨を述べました。男系血統の「血の器」は尊敬できず、神がかった「人格」をこそ尊敬するのだそうです。しかしこれは尊皇心とは言えません。むしろ亡国を導く考え方です。 尊皇心は「人として尊敬する心」か? 小林よしのり氏「わしは今上陛下には、まだ尊皇...
政治・時事

天皇陛下のお気持ち拝察とコロナ禍中のオリンピック

天皇陛下がオリンピックでの新型コロナ感染拡大を心配されている。という西村宮内庁長官の「拝察」発言が議論の的となっています。この件について、整理して考えてみたいと思います。結論を先に言ってしまうと、「陛下の御心配は明らか。政府は「本気」すなわち「カネ」を出せ! 財政出動!」です。 「天皇陛下のお気持ち拝察」で混乱する議論...
思想

「保守」が「グローバリズム的改革」を望むのはなぜ?|明治維新と五箇条の御誓文から考える

我が国の「保守」と言われる人たちは、なぜグローバリズム的改革を良しとしまうのか?その要因の一つは、天皇の存在に重きを置かず、明治維新を一面的にとらえてしまっていることです。明治日本に発せられた国是、「五箇条の御誓文」をカギに考えてみます。 「保守」が「グローバリズム」「改革」を進めるフシギ 我が国の「保守」と言われる人...
政治・時事

共同体意識の復活|天皇を基軸とする国民意識を醸成しよう

かつての共同体意識/国民意識の体現者とも言える乃木希典乃木将軍が親を亡くした辻占売りの少年に私財の金二円を渡す様子 Emonue 新自由主義の猛威、行き過ぎた個人主義への反動から、共同体意識の復活~強化を求める言説が見られます。共同体意識の弱体化は国民が望んだこと。その一方で現在の様々な危機を克服するには、天皇を基軸と...
思想

大西つねき氏動画から考える~ 日本の死生観と「高齢者をいつまで生きさせるか/命の選別」問題

「死生観」「高齢者をどこまで長生きさせるか」「命の選別」という問題について、積極財政と天皇への忠義という観点から考えてみます。歴代天皇の願い「衆生済度」をかなえるには積極財政への転換こそが重要であり、それがかなえば「命の選別」問題も解消に向かいます。
思想

「天皇の国」の国防観・安全保障観を考えよう|『大義』第九章から

尖閣から帰るいしがき posted by (C)西表カイネコ 武漢コロナ禍の中、チャイナ(中国)による尖閣諸島付近の領海侵犯、挑発行為が毎日のように続いています。 積極財政(公共投資・研究開発投資)によって経済発展を遂げ、世界に覇を唱えようとするたチャイナ。衰えつつあると言えども、それに立ちはだかろうとするアメリカ。そ...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第八章『七生滅賊』コロナ恐慌が「賊」をあぶり出す

楠木正成(大楠公)を祀る湊川神社(photo_by_KishujiRapid) 戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第10回です。 今回は第八章「七生滅賊」です。現代語での大意を示したうえで、これを現代に生かすべく、私なりの解釈・解説を行います。原文はこちらの「大義研究会」のサイトでご覧ください。 第...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第七章『生活原則』天皇と全体主義と中間団体 

反ナチ運動家の牧師、マルティン・ニーメラー 戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第9回です。 今回は第七章「生活原則」です。現代語での大意を示したうえで、これを現代に生かすべく、私なりの解釈・解説を行います。原文はこちらの「大義研究会」のサイトでご覧ください。 第七章「生活原則」の大意 君民一如は、永...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第六章『解党』 政党政治のデメリット/行き詰まりから脱するために

鵤(いかるが)に祈る(聖徳太子像)青山一三郎 戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第8回です。 今回は第六章「解党」です。現代語での大意を示したうえで、これを現代に生かすべく、私なりの解釈・解説を行います。原文はこちらの「大義研究会」のサイトでご覧ください。 第六章「解党」の大意 聖徳太子の十七条の憲...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第五章『皇道』 天皇機関説の問題点

戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第7回です。 今回は第五章「皇道」です。現代語での大意を示したうえで、これを現代に生かすべく、私なりの解釈・解説を行います。原文はこちらの「大義研究会」のサイトでご覧ください。 第五章 「皇道」の大意 皇道とは、天皇がお歩みになる道である。よって、人々もまた共に歩む...
歴史

二・二六事件、青年将校の恋の破綻|その原因は天皇機関説

今年も2月26日がやって来ますね。ということで今回は84年前、昭和11年(1936)に起った二・二六事件について解説してみます。解説連載している『大義』(杉本五郎著)とも因縁深い事件です。 二・二六事件を起こした元・陸軍青年将校の磯部浅一。↓のセリフを言いそうな人物です。 陸軍青年将校の「恋」 恋して、恋して、恋して、...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第四章『神国の大理想』の2 天皇精神発動による戦争

ソクラテス像 引き続き、戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第6回です。 今回は第四章「神国の大理想」の後半です。現代語での大意を示したうえで、これを現代に生かすべく、私なりの解釈・解説を行います。原文はこちらの「大義研究会」のサイトでご覧ください。 第四章「神国の大理想」後半の大意 「四海ノ内誰カ朕...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第三章『「無」の自覚到達の大道』 井上雄彦『バガボンド』と和歌を通して

杉本中佐が禅の修行をした、 広島県三原市にある仏通寺の仏殿(写真:Carpkazu) 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。昨年に引き続き、戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第4回です。 今回は第三章「「無」の自覚到達の大道」です。現代語での大意を示したうえで、これを現代...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第2章『道徳』教育勅語の精神

越智通兄筆 橘曙覧(タチバナノアケミ)肖像画『大義』では橘曙覧の短歌が多く紹介されています。 戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第3回です。今回は第2章「道徳」です。現代語での大意を示したうえで、私なりの解釈・解説を行います。原文はこちらの「大義研究会」のサイトでご覧ください。 第二章 「道徳」の大...
思想

杉本五郎中佐遺著『大義』|解説 第1章『天皇』その2 人生は天皇のためにある! 

杉本中佐も尊敬する「大楠公」こと楠木正成 前回に続き、戦前日本のベストセラー『大義』(杉本五郎著)の解説連載第2回です。今回は第1章「天皇」の後半です。現代語での大意を示したうえで、私なりの解釈・解説を行います。原文はこちらの「大義研究会」のサイトでご覧ください。 第一章「天皇」 後半の大意 日本人は自分を救うことを目...