ベーシックインカム

経済

格差拡大問題の本質

格差は、資本主義社会である以上必ず生まれるものですが、資本主義社会ならば当然に存在する格差、その何がいけないのか。本質的な問題を検討します。
政治・時事

日本維新の会の「維新八策2021」、内容と問題点をカンタン解説

日本維新の会が衆院選に向けた政策提言「維新八策 2021」を発表しました。衆院選公約の土台と見られますが、スゴい内容です。消費税減税、積極財政、ベーシックインカムなどを挙げているものの、その実体は新自由主義・構造改革路線の加速。次期衆院選で維新が躍進すれば、我が国の経済はさらに低迷、国柄も危うくなります。 「維新八策 ...
経済

とある新自由主義者とベーシックインカム

BIは、とある新自由主義者の方が導入に躍起になっている制度です。ベーシックインカム導入は「ショックドクトリン」でやるべき=竹中平蔵 週刊エコノミストonline竹中平蔵氏「コロナで月5万円ベーシックインカムを」 毎日新聞 経済プレミア竹中平蔵 ベーシックインカム、今が導入の好機 週刊エコノミスト gooニュース無論、彼...
経済

BI(ベーシックインカム)の批判的考察

BI(ベーシックインカム)は、今の賃金そのままに、可処分所得を増やします。 BIという所得補償を得た労働者は、低賃金の企業から離れ、企業は賃上げをせざるを得なくなるといいます。 果たして本当にそうなのでしょうか?
経済

ベーシックインカムは共同体の崩壊を助長するという批判は無理筋かも

ベーシックインカムに対する批判として、上記のように述べられており、ベーシックインカムは共同体を破壊するから反対であり、共同体の再構築が優先事項であるべきとの主張のようです。 そういった批判は無理筋なのではないかと思います。共同体幻想に囚われてはなりません。
政治・時事

バラマキ給付金は経済政策の外道

反緊縮派の方の中にも色々な方がいらっしゃいます。 今回の記事タイトルは、給付金や、BI(Basic Income,ベーシックインカム)、いわゆるお金をバラ撒いて景気を回復させようという考え方の方には、少々悪印象なタイトルであろうかと思われますが、まずは最後までお読みいただければ幸いです。 外道とは 今回の記事タイトル、...
経済

ベーシックインカム批判に再度反論し、フィンランドの事例に学びたい

以下のベーシックインカム批判に再度反論し、フィンランドの導入事例を紹介します。 1、小さな政府志向もしくは行政の手抜きなのではないか 2、地域振興券の偽造・転売リスクが生じ、使用できるお店が限定される 3、ベーシックインカムによって賃金や給料が下がる
経済

ベーシックインカム批判に回答。すぐに125兆円の直接給付は無理だ

以下、ベーシックインカム批判に答えます。 既存の社会保障制度を拡充するべきではないか、消費税廃止や政府支出拡大とベーシックインカム導入を同時に実行すると過度なインフレになる、支給されたお金が投機に向かうのではないか、賃金や給与水準が引き下げられるのではないか
政治・時事

ベーシックインカム給付金から国民を守るMMTと、ケルトンの魔法のシンク

給付金やベーシックインカム(BI)の問題については、過去二度のエントリーで詳細に論考しましたが、読者の皆様の誤解の中に「合成の誤謬」がある事に気づきました。8月末には、レイのMMT教科書の翻訳本の出版され、表現者クライテリオンのMMT特集が書店に並ぶなど、タイミングよくMMT(現代貨幣理論)の情報が出ておりますので、ベ...
経済

ベーシックインカムは公共投資拡大の弱点を補うためにこそ実現すべし

ベーシックインカムの最大の利点とは、働きたいけど働けない人々を相対的貧困から救うことが可能になることです。 経済政策として、公共投資の拡大は極めて有効ですが、弱点があります。 公共投資による乗数効果では弱者にお金が行き渡らない可能性が高いのです。