政治・時事

財政政策こそ経済政策の主役。裁量的財政政策と非裁量的財政政策とは

世界の中央政府は、リーマンショックへの対応においても、財政出動して対処しており、その後、緊縮財政に舵を切るのがあまりにも早いため、経済成長が鈍化してしまったという見方がエコノミストの間に広がっているようです。裁量的財政政策とは、公共事業のように議会で予算案を新たに作成した上で政府支出を増減する、もしくは暫定的に税率を変更することで行われる財政政策のことです。非裁量的財政政策とは、所得税や失業保険などのように景気変動の自動安定化機能を持つ制度によって行われる財政政策のことです。
経済

経済的にでかい企業がその立場を利用したサプライヤーに値下げの圧力は、経済全体への負の圧力となる。

正直に言ってみることも大事なこともある。話はそれからだ。(イエスタデイをうたって) 経団連のトップ企業がついにデフレ圧力の発端を切り始めた。 先日自動車の販売価格を、下げるという話を発表したばかりであるが、それをサプライチェーンに対して、その立場の強さを利用して値下げ圧力をかけ始めたのである。そう、それは、命令ではない...
政治・時事

アイドル新党なでしこ! 第63話 もはや敗戦国ではない

あとがき(原作担当 遠藤万次郎)  今回は撫子の退任と、それに俯瞰的な解説を加える雄介といった構成です。雄介はこのあとも、最終回まで出突っ張りとなります。彼のことは本来、キン肉マンでいうところのテリーマンやロビンマスクといった「超人博士」の立ち位置、つまり、解説役くらいに考えていたのですが、いつの間にか主役級の活躍とな...
現代貨幣理論(MMT)

アメリカ大統領選挙間近だが、追加経済対策において野党案受け入れへ

トランプ大統領は追加経済対策において民主党が求めている2.2兆ドル規模以上の法案を受け入れるとして、共和党内部の反対派を押し切る模様です。 今回のコロナ・ショックで国債発行を行い財政出動した結果、長期金利はコロナ・ショック前の水準に一度も戻ることなくむしろ低下して、安定的に推移しました。
政治・時事

菅政権の自助・共助・公助 公助を減らすと後々もっと公助が必要になり国民が苦しむ

菅義偉首相は、目指す社会像として「自助・共助・公助」を掲げている。これについて新総裁選出直後のあいさつで「まずは、自分でできることは自分でやってみる。そして、地域や家族で助け合う。その上で、政府がセーフティーネットで守る。」と語っている。 透けて見える公助を減らしたいという菅首相の本音 菅氏の本音は、国民に最大限の自助...
経済

騙されるな!財政赤字の解決策は「財政赤字を正しく知ること」

財政赤字は問題だ! そのように言われて数十年が経ちました。しかし日本は一向に財政破綻する気配がありません。  財政赤字は一体何が問題で、どう解決しなければならないのか? それを考えるときに必要なことは、当たり前ですが「財政赤字を正しく知ること」以外にありません。  財政赤字を正しく知ることが諸問題を解決する一歩です。 ...
政治・時事

真のベーシックインカムを目指して

国内消費は酷くなる一方です。 昨秋の消費増税、重たすぎる社会保障費負担、日用品や食料価格の値上がり、レジ袋有料化に加えて、コロナショックによる失職や給与削減等々、家計の懐に入ってくる収入は減り、方々へ召し上げられるカネは増え続ける一方なんですから、消費支出が減るのは当然ですよね。 『8月の消費支出、6・9%減 コロナ懸...
政治・時事

日本学術会議は批判されるべき組織だが、菅政権による改革で良くなるのか? 

東京都港区六本木・日本学術会議 2012年10月 作者 Rs1421 菅政権が日本学術会議の新会員候補のうち、6名を任命しませんでした。日本学術会議の提出した名簿どおりに任命されなかったことはこれまでなく、法律上も疑義ありということで政権批判が巻き起こりますが……。その一方で日本学術会議にも批判が集まり、自民党では同会...
思想

普通の人が空気しか読まない政治家を選んでしまうのはなぜか。危機感がない時の考え方。

実は今のままで現状維持を基本に続ければ、何も問題もなく10年後が迎えられるのではないかという希望は、全くないのである。 小池都知事が再選され、個人的には都民ではないのにもかかわらず、違う候補の都知事当選を夢見ていた口ではあったが、それは、夢であって、夢のまま終わってしまった形である。コロナ感染の拡大の兆候があったが、な...
ブログ・SEO・ネット

文章の書き方は社会人の重要スキル!伝わる文章の書き方のコツ

文章の書き方はブログだけでなく、社会人としても必須の有用スキルです。  しかし……内容はしっかりしているのに文章で損している、相手に読んでもらえていない。 そんな文章が、世の中にはたくさんあります。  文章の書き方スキルは一生もの。極めておけば絶対に役立ちます。そのための第一歩、伝わりやすい文章の書き方を解説します。 ...
政治・時事

猛暑から子どもを守るために大人がすべきことは「日傘論争」ではなく積極財政要求

長く続いた記録的猛暑もようやく終息しつつある。今年はコロナによる休校の長期化で夏休みが短縮されたため、炎天下の登下校時の熱中症対策として一部の小学校は児童全員に日除け用の折り畳み傘を配布したり、登下校時に日傘使用を推奨するなどした一方、交通安全上の理由などから日傘を禁止している学校もあり、SNS上などで是非について同世...
経済

好景気判断も基本的には実態を無視した事実上の捏造であったことはしっかり覚えておくべきです。

体を張ったギャグは本当かと思ってしまうかもしれないが、ギャグはギャグである。しかし事実に対して何の関連もないギャグは面白くもないしギャグにはならない。そこには真実につながる糸はある。しかし、額面通りに受けて一喜一憂するものではないことは確かなのだ。(波よ聞いてくれ) 18年秋に景気後退入り 回復71カ月、戦後最長ならず...
生活・社会・料理

【ホリエモンvs餃子】ホリエモンと餃子店マスク問題は常識問題

Twitterや報道で、ホリエモンvs餃子店が話題になっています。「くだらない」と吐き捨てることは簡単。  しかしホリエモンvs餃子店のマスク問題でどう考えるかで、あなたの常識が推し量れるかもしれません。  最初に結論しておくとこの問題、日本人から常識が蒸発しているのでは? と示しています。 ホリエモンと餃子店の顛末 ...
政治・時事

カネよりも橋を当たり前に通れる生活の方が大切だ

9月の四連休は各地大変な人出があり、観光地も久しぶりに賑わったようで本当に良かったですね。 北海道や沖縄、京都、箱根等々、有名な観光地は連休らしい賑わいを見せ、中央道や関越道では30-40㎞もの渋滞が発生していました。(渋滞に巻き込まれた方はお気の毒でしたけど…) 四連休の混雑ぶりを見ていると、くだらぬコロナ自粛運動の...
小説・漫画・書評

読みやすさ抜群の名作政治コメディ『昔も今も』|マキアヴェリ『君主論』誕生秘話?

『昔も今も』(ちくま文庫) 読書の秋到来! ということで今回はおすすめの小説をご紹介。『昔も今も』(サマセット・モーム著 天野隆司訳 ちくま文庫)です。政治論として有名な『君主論』の著者ニッコロ・マキアヴェリとイタリア乱世の梟雄チェーザレ・ボルジアを主役に据えた歴史・政治コメディ。マキアヴェリは『君主論』の中でチェーザ...