経済

暗黒時代の幕開け、バブル崩壊と融資の停滞、内部留保の蓄積

土地という実物資産  実物資産とは、例えば土地、建物、商品製品、いわゆるモノのことで、そのモノの資産的側面を指して実物資産といいます。 実物資産は、基本的に購入当初が最も価値が高く、時間経過とともに経年劣化などでそのモノの質、あるいは機能などの価値が減耗していくので、並行して資産価値も目減りしていきます。 その中でも例...
政治・時事

熱海土石流と盛り土問題のトリニティ 緊縮財政・建設業界の保護・国民の安全は同時に2つまでしか実現できない

「26人が亡くなった静岡県熱海市の土石流。不適切な「盛り土」が被害を拡大させた“人災"の可能性が鮮明になってきた。事態を深刻に捉えた国は、盛り土の全国総点検に乗り出したがデータの精度が壁となりリスクを把握することさえ困難な状態に加え、直接規制する法律がないなど対策の限界も浮き彫りに。番組では“無法地帯"と化している盛り...
政治・時事

今さら聞けない!矢野事務次官の寄稿と財政破綻論の間違いとは?

話題になっていた矢野事務次官の寄稿を、文藝春秋11月号を購入して精読しました。  あの寄稿に対し、何人もの有識者が著名人が賛否を示しています。 筆者は先入観なく、くもりのない心で寄稿を読んでみました。  最初に結論を書きます。 「パンとサーカス」「タイタニック号」など情緒に訴えるばかりで、論理的には読むに堪えない内容で...
生活・社会・料理

男らしさ・女らしさの型は子供に必要である

「男らしさ・女らしさ」というのが社会的に批判されがちです。子育て・教育においても性差に注目せず、「個性」を尊重すべきという風潮があります。しかし、「男らしさ・女らしさ」という伝統的規範・模範は、多くの子供たちにとって効果的で成長に資するもの。これを堂々と活用すべきです。 男らしさ・女らしさを求めると問題視される 公的な...
政治・時事

ネットやSNSの表現規制を狙う「被害者ポジションを装うクズ」の横暴

先月の眞子さんとKKとの結婚会見に鼻白み、強い憤りを感じた方も多かったのではないでしょうか。 なにせ、事前に予定されていた記者質問を一方的にキャンセルした挙句、「事実に基づかない情報をまき散らすなよ! ネットで批判した奴らのせいで、私たちは傷ついたぞ!」と逆ギレ気味に捲し立てた姿を見て、「このバカップルは、とことんクズ...
政治・時事

いじめや虐待を見つけた公務員が評価される組織風土をつくり悲劇を未然に防ぐためにも積極財政への転換が必要

東京都町田市の小学校で学習用に配布されたタブレット端末がいじめに使われ、小学6年生の児童が自殺に追い込まれ、大阪府摂津市では3歳児が母親の交際相手の男から熱湯をかけられ死亡するなど大人達が早く対応していれば救えたはずの幼い命がいじめや虐待で奪われる事件がまた繰り返されてしまった。 これらの事件の背景には、いじめや虐待な...
政治・時事

衆院選2021は維新の一人勝ち!野党共闘の効果なし?!

衆院選2021が終わりました。 我が国は民主制国家ですから、投票によって政治が変わります。そのときの世論を政治が測り、取り入れることとなります。  2021衆院選の結果が発表されました。 有り体に結論を申し上げるならば、維新の一人勝ちが今回の結果です。  令和に入り初めての衆院選は、非常に象徴的な結果となりました。世論...
経済

デーヴィッド・アトキンソン氏のプライマリーバランス黒字化凍結論を評す

デーヴィッド・アトキンソン氏が「東洋経済」誌上で、プライマリーバランス黒字化の凍結と財政出動を求める論説を出しています。積極財政派・経世済民派にとって強い味方登場!とも言えますが、物足りぬ部分もあり。良い点を紹介しつつ、足りない点を評してみたいと思います。 評価すべき点 政府による投資が足りないと指摘 日本経済と賃金の...
政治・時事

選挙で白票は無意味!白票の読み方や意味、意義について

「白票を投じることも意思表示の1つだ!」「白票が増えれば議論が活発になる(かもしれない)」「いやいや、白票には意味がない」  白票に関して議論百出。さまざまな議論があるようです。  しかし、結論から申し上げれば白票には意味がありません。 白票に意味や意義を見出すなら、投票しないことにだって意味や意義を見出さなければなり...
政治・時事

増税緊縮主義で経済成長できるという「フリーランチや魔法の杖」は存在しない

矢野財務事務次官が文芸春秋への寄稿で、与野党の経済政策を”バラマキ合戦のようだ”と強く批判した、いわゆる「矢野発言」は大きな反響を呼びました。 岸田首相の所信表明演説から”改革”の二文字が消えたばかりか、(実際にやる気があるのかどうかは別として…)自民党の選挙公約に、 ・分配政策を強化し、分厚い中間層を再構築 ・財政の...
政治・時事

衆議院総選挙の争点は消費税だ。無料配布告知「消費税廃止への進撃」

Kindle出版の無料配布告知です。本記事の最上部にも掲載させていただきまして、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私がKindleで自己出版させていただきました「消費税廃止への進撃」が第12版を迎え、最終改訂版としてリリースされました。
政治・時事

差別解消や共生社会のためにも野党は自民党案を上回る財政拡大を掲げなければならない

野党第1党の立憲民主党は、衆院選に向けた重点政策第2弾として、LGBT平等法制定やDV被害防止・性暴力被害者支援強化など性別、障がいなどあらゆる差別の解消、多様性が認められる社会の実現を掲げている。選択的夫婦別姓や同性婚などについては慎重な議論が必要だと思うが、同じ日本国民であるマイノリティの方々が幸せに生きられるよう...
経済

日本の財政破綻論5つの嘘とは?財政破綻はフィクションだった

「財政破綻の嘘って具体的にはどんなこと?」「財政破綻しないって本当?」  財政破綻論が嘘だと多くの人に周知されはじめました。 10年前は政治家のほとんどが知らなかった財政破綻論の嘘は、今や自民党総裁選の候補者が知ることになりました。  今回の記事では、財政破綻論の嘘についてわかりやすく解説します。 「今さら聞けない」と...
経済

45歳定年・解雇規制緩和という「平成型」労働改革

10月4日(月)の産経新聞に「安藤政明の一筆両断 「45歳定年」という表現の衝撃」という記事が掲載されました。(※安藤裕前衆議院議員とは別人です)著者の安藤政明氏は、経営者側の立場で雇用問題に取り組む社会保険労務士。↑の記事はサントリー新浪氏の「45歳定年」発言を擁護するものですが、典型的な「平成型」の雇用・労働改革論...
経済

財務省も認めた!日本国債がデフォルトしない理由とは

「日本は借金で財政破綻かもしれないって本当?」「財政破綻するなら無駄遣いはできない!」  こんな風に考えている人は、間違った情報に踊らされています。 日本国債はデフォルトせず、財政破綻もしません。 日本がデフォルトしないのは「単なる事実」であり、財務省や主流派経済学も認めています。  今回の記事では、日本国債がデフォル...