バケツリレー

思想

トランプ大統領支持の愛国極右(?)プラウドボーイズの主張する「謝罪拒否」の意味

Proud Boys at 2020 VCDL Lobby Day, Richmond, Virginia by Anthony Crider アメリカの保守系団体、「プラウドボーイズ」。大手メディアでは、トランプ大統領支持の白人至上主義、排外主義の極右などと批判的な文脈でばかり扱われています。しかし実のところ、彼らの...
政治・時事

選択的夫婦別姓は「少子化の解決」につながらず、さらなる「共同体破壊、グローバル化の一因」となる

NikolayFrolochkinによるPixabayからの画像 自民党で選択的夫婦別姓制度が議論中です。そこでは現行の夫婦同姓が「少子化の一因」である、などという誤った主張がされていますが、選択的夫婦別姓は何も解決策になりません。それどころか、さらなるグローバル化、共同体の破壊を呼ぶものです。 男女共同参画基本計画と...
体験談・活動レビュー・雑記

共同体意識を広げるには?|三橋経済塾~懇親会の体験レポ

先週、三橋経済塾の福岡講演および懇親会に参加してきました。グローバル資本主義の害を抑えるためにぜひとも必要なものが、共同体意識/ナショナリズムです。これを広げるためにはどうすればいいのか? キーワードは「ヤンキーとエリートと楽しさ」。講演と懇親会での議論体験から考えてみます。 ヤンキーとエリートと共同体意識 講演会は三...
体験談・活動レビュー・雑記

ムダをけずれ!という生産性向上研修のムダ|けずるほどに国家の生産性は落ちる

Gerd AltmannによるPixabayからの画像 生産性向上!の掛け声がビジネス界を席巻し、それをテーマにした研修なども数多く実施されているようです。政府もデジタル化推進でそれを大いに後押ししていますが、政府支出が拡大しなければ絵に描いた餅。それどころか、国家としての生産性は逆に下落するでしょう。実体験をもとに、...
政治・時事

共同体意識の復活|天皇を基軸とする国民意識を醸成しよう

かつての共同体意識/国民意識の体現者とも言える乃木希典乃木将軍が親を亡くした辻占売りの少年に私財の金二円を渡す様子 Emonue 新自由主義の猛威、行き過ぎた個人主義への反動から、共同体意識の復活~強化を求める言説が見られます。共同体意識の弱体化は国民が望んだこと。その一方で現在の様々な危機を克服するには、天皇を基軸と...
思想

資本主義/新自由主義の正体|その弊害は資本の力を使ってこそ克服できる

Coalbrookdale at night painted by Phillip Jakob Loutherbourg「夜のコールブルックデイル」英国産業革命時の製鉄の村 ソ連崩壊後、約30年。資本主義の先鋭化とも捉えられる新自由主義が、世界経済を席捲してきました。すなわち国境を越えたグローバル大企業による荒稼ぎです...
政治・時事

日本学術会議は批判されるべき組織だが、菅政権による改革で良くなるのか? 

東京都港区六本木・日本学術会議 2012年10月 作者 Rs1421 菅政権が日本学術会議の新会員候補のうち、6名を任命しませんでした。日本学術会議の提出した名簿どおりに任命されなかったことはこれまでなく、法律上も疑義ありということで政権批判が巻き起こりますが……。その一方で日本学術会議にも批判が集まり、自民党では同会...
小説・漫画・書評

読みやすさ抜群の名作政治コメディ『昔も今も』|マキアヴェリ『君主論』誕生秘話?

『昔も今も』(ちくま文庫) 読書の秋到来! ということで今回はおすすめの小説をご紹介。『昔も今も』(サマセット・モーム著 天野隆司訳 ちくま文庫)です。政治論として有名な『君主論』の著者ニッコロ・マキアヴェリとイタリア乱世の梟雄チェーザレ・ボルジアを主役に据えた歴史・政治コメディ。マキアヴェリは『君主論』の中でチェーザ...
政治・時事

菅政権成立! 「自助・共助・公助」と言うけれど、自助も共助もいっぱいいっぱい!|「公助」拡大のススメ

大方の予想通り、安倍政権後は菅政権となりました。圧勝に終わった総裁選において菅義偉氏の掲げたキャッチ・フレーズと言えば、「自助・共助・公助」。困った時には、自分で何とかする。それで解決できなければ、近しい人たちに相談する。それでもダメな時に、政府や役所に頼む。これは一応、正しい。ただし、一市民・個人の生き方としてだけみ...
政治・時事

安倍政権終焉と「反緊縮/経世済民」派の進む道

反緊縮/経世済民派に期待されて誕生した安倍政権が遂に終わります。 期待と裏腹に終わった8年弱を経て、私たちはどうするのか。改めて考えてみたいと思います。 希望だった安倍政権 安倍総理、辞任。8年弱の連続在任日数第1位の記録と共に、安倍政権は終了。 熾烈な総裁選を経て平成24年(2012)12月、安倍政権が誕生した時には...
生活・社会・料理

コロナ禍の“家事分担”で夫婦が“分断”?|必要なのは「感謝」と「積極財政」

コロナ禍の我が国では、「家事分担」が夫婦を分断しつつあるようです。「国の借金こわい」の呪いを解き、積極財政に転じることで、この分断を緩和~解決できます。良妻賢母~専業主婦を希望することも可能になります。
政治・時事

映画「パブリック~図書館の奇跡」|社会の分断と格差、そして連帯への希望

映画「パブリック~図書館の奇跡」の見どころを紹介しつつ、関連する社会問題などについて論考してみたいと思います。ネタバレありなので、ご留意くださいね。
思想

大西つねき氏動画から考える~ 日本の死生観と「高齢者をいつまで生きさせるか/命の選別」問題

「死生観」「高齢者をどこまで長生きさせるか」「命の選別」という問題について、積極財政と天皇への忠義という観点から考えてみます。歴代天皇の願い「衆生済度」をかなえるには積極財政への転換こそが重要であり、それがかなえば「命の選別」問題も解消に向かいます。
政治・時事

批判は陰キャのすること?|安倍政権批判を若年層の高支持率から考える

安倍政権はなぜ若者に支持されるのか。また、どのような政権批判が政治の転換に必要なのか、わかりやすく解説します。
政治・時事

人種差別と帝国主義を乗り越える|ラドヤード・キプリング「白人の重荷」と日本

南軍の将/人格者として名高いロバート・E・リー奴隷制に反対でありながら、アメリカ南北戦争では故郷の縁から南軍を率いた。 黒人男性死亡事件を端緒に、欧米の人種差別・帝国主義を批判する視点から、当時の白人のすべてが否定される風潮が強まっています。戦前日本にもその累が及んでいるところですが、そのような捉え方は正当なのか。キプ...