本稿は若者だけでなく、「イマイチ政治や経済ってわからない」という人向けです。
学歴が低い人、中卒の人もぜひ見てください。書いている私も、中卒です。
16歳で働き始めて、調理師をしてました。その頃は政治や経済は、よくわかりませんでした。
「自分には関係ない」と思ってました。
現在は39歳です。旧ブログを含めれば、政治経済系の話題を8年ほど書いてます。現代貨幣理論(MMT)や、思想――主に保守思想――について書いたりもします。
政治に詳しい人は、どうやってニュースや支持政党を判断してるの? たまに見るレベルの高い議論は、どうやったらできるの?
こんな疑問にお答えしたいと思います。
自分で考えることができる、知識と教養の身につけ方
知識だけ詰め込んでも、イコールで教養にはなりません。教養ってそもそも、なんでしょう?
学問・知識を(一定の文化理想のもとに)しっかり身につけることによって養われる、心の豊かさ。
学問とは「体系的な考え方」です。バラバラな知識だけでは、教養は身につきません。
おすすめは「自分の興味のある分野」の本を読むことです。漫画じゃなくて、本です(笑)
歴史や経済、軍事、偉人の伝記、思想、自然科学。なんでもOKです。
いきなり難しい本を買うのではなく、理解できそうなものを買いましょう。
私も最初は、解説本から入った口です。やさしく書かれてますから。
歴史に興味があって読んだのですが、そこから軍事、経済、政治などに広がっていきました。
そしていちばん重要なポイントですが……インプットしたら、アウトプットしましょう。
ブログで書いてみるのが、おすすめです。短い感想でも、かまいません。
書くことで、頭の中身が整理されます。
一歩ずつ、というのが大事ですよ。
レベルの高い議論に必要な論理性と、議論の本質
ネットではいろいろなコメントが、溢れています。感情的なものから、論理的なものまで。
また議論ないし、議論もどきもよく見かけます。
議論とはそもそも、なんでしょう? 批判を言い合うことと、議論の違いはなんでしょう?
- 事実やデータ
- 論拠(事実やデータの論理的解釈)
- 結論
この3つが、議論には必要です。
相手が議論の作法を守っていれば、お互いに「どのように解釈したか?」などを比べ合い、理解を深めるのが議論です。
決してマウントを取ることが、議論ではありません。
では論拠に必要となる論理とは、なんでしょう? 簡単にいえば「物語・ストーリー」です。
例えばアニメや小説で矛盾だらけだと、物語として成立しません。
子供向けは単純な物語です。大人になると、子供向けの物語は面白くなくなります。
議論も一緒です。
お互いの物語を比べて「こういう発想もあるか!」と、より良くしていくことが議論です。
※したがって、子供と大人では議論にならない。子供には、大人が見ている世界が見えないからです。
残念ながらネットで、レベルの高い議論はあまり見かけません。
大抵はマウントの取り合いです。
「議論に勝ちたい!」というのは、やめましょう。
またマウントを取ろうとしてくる人とは、議論しようとしても無駄です。
支持政党は立場とイデオロギーによって変わる
支持政党は、その有権者の立場によって変わります。
大企業のサラリーマンなら、自民党支持が多いでしょう。生活に困っていたら、共産党やれいわ新選組支持になるかも知れません。
重要なのは「自分が何を、大事にしたいか?」です。
あとは公約や報道を見て、決めたらOKです。
政治を考えるときに、気をつけてほしいこと
- 報道の「事実関係」は、だいたい信用してOK
- メディアやブロガーの意見は、参考程度に
- ネット上でのデマに気をつけよう
- 信頼できる有識者や、ブロガーなどを見つけよう
先日、N国の立花孝志さんがトンデモ発言をしました。報道もされました。
私はコメントで指摘いただき、動画も確認しました。
ネットの一部では「マスメディアの、発言の切り取り!」と言われますが、報道は事実でした。
ネット上でのデマは「自分たちの物語に、不都合な事実」からも生まれます。
※もう1つは「自分たちの物語に、都合よく事実を捻じ曲げる」です。
デマからは、教養も知識も身につきません。お気をつけください。