「将来世代にツケを残すな!」の正体①

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 はじめに。
 最近お金や負債や税についての話題を時々耳にします。
 それらに刺激されていろいろ考えてみたので書かせて貰えれば幸いです。
 間違い勘違いがあるかもしれないのはどうかご了承下さい。

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『ツケってなに?』

 デフレ脱却を!という言葉をときどき耳にします。
 スローガンになるほどデフレが長く続ているということなのでしょう。
 他にも聞くセリフに「将来世代にツケを残すな!」があります。
 ここでいうツケとは何を指しているのでしょう?

『ツケってお金を発行して使うこと?』

 それは、政府の予算や財政出動する時に度々使われている様に思います。
 予算を組んで財政出動をしてお金を発行したら負債が増えそれを返すために将来世代が負担を強いられる、といった意味合でしょうか。
 将来世代にヨケイな負担を背負わせない慮った心情からでた言葉だと思います。

『将来世代に残さない本当のもの』

 ところでお金を手に入れる為に私達は何をしますか?
 個々でみたら色々ですね。
 商品を販売したり農作物を作ったり食事を提供したり物を運んだり髪を切るサービスをしたりなどなど。
 それらを一言でまとめると、働く事といえると思います。
 新しいお金を作ったならそれを手に入れる為に新しい仕事や働き口が必要になります。
 つまり今ツケとしてお金を発行したらそのお金はめぐりめぐって将来私達の働き口になると言えないでしょうか。
 そこで言葉を入れ替えてみると、
 
「将来世代にツケを残すな!」 → 「将来世代に働き口を残すな!」
 
 となるかと。

『働き口を残さない方法』

 働き口を残さない為にはどうしたら良いでしょう。
 手っ取り早いのはお金(需要の受け皿)より物(供給能力)が多くなれば良いですね。
 物の方が溢れるような状況で働いて物やサービスを作っても物余り、在庫が増えるようなもので物を作れば作るほど働けば働くほど悪くなります。
 いわゆるデフレです。
 そして働き口が少なくなれば長時間労働や残業代なし残業など劣悪な仕事でもしなければならなくなります。
 さらに正社員を派遣社員やフリーターへ変え、さらにはリストラして失業者にさせないといけません。
 働き口を減らすのだから、仕事も職も与えず給料を下げるのは当然です。
 仕事も職も与えずとは国民が働いているお店や会社を見捨て、さらに率先して潰すということです。
 お店や会社があるとは働き口があるということなのですから。
 つまりブラック社会。
 ようするに「将来世代にツケを残すな!」とは実は、
 
「将来にわたってデフレにする!」
「将来にわたって給料を下げるブラック社会にする!」
「将来世代の正社員を減らし派遣やフリーターにする!」
「将来世代を失業者にさせる!」
「将来世代のお店や会社を潰す!」
 
 と宣言しているのと同じなのではないでしょうか。

 今、仕事はどうですか? 給料は上がっていますか? 良い仕事環境で働けてますか? お店や会社は順調ですか?
 もちろん、本人の仕事ぶりやめぐりあわせといったこともあると思います。
 しかし仕事を頑張っているのに、人並みにはできているはずなのに、もしそれらと真逆ならかつて誰かがこう叫んだのかもしれません。
 
「将来せだいにツケヲノコスナ!」と。
 
 私達はデフレ脱却を叫びながらデフレを望む、ねじれに嵌り込んできたのかもしれません。

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