8月の長雨では長野県岡谷市で住宅が土石流に襲われ、お盆で帰省していた親子3人が亡くなるなど土砂災害や浸水など全国で被害が相次いだ。9月から10月も台風や秋雨前線など大雨シーズンが続くので警戒が必要である。
加えて、今後中長期的にも地球規模の気候変動で我が国における大雨災害がより激甚化していく可能性は高く、その被害を最小化し、危機を乗り越えていくためには私達国民の意識改革を急ぐ必要がある。
今回の岡谷市の土石流の件で近所の住民のインタビューを聞き、私はこれは人災であると感じた。インタビューでは、「いつもいないのに、なんでこんな時に限ってみたいな、こんなお盆になってしまって、すごいやっぱかわいそう」と言っていた。災害による同胞の死や被災をこの方のように、単なる不運ととらえその当事者に同情するだけで、主権者である私達国民一人一人に責任があるということを認識できていない者が我が国には多くいたから災害の度に悲劇が繰り返されているのではないだろうか。
岡谷市の土石流にしても、親子がその日にその場にいたという運命は誰にも変えられないが、国民がちゃんと主権を行使し、政府に対して防災・減災への大規模かつ長期的な財政出動を要求していれば、現場に砂防堰堤などを設置し土石流を防止あるいは軽減して親子の命を守るというかたちで運命を変えられた可能性はあったはずだ。
災害で亡くなった人々の命はもう帰ってこないがせめてもの供養として、これまで財政破綻論というウソに騙されて「コンクリートから人へ」だの「ムダ削減」などのスローガンの下で行われてきた緊縮財政を支持してきたり、あるいは政治に無関心で選挙に行かなかった人々はそれを反省し、将来の災害から子ども達を守るための積極財政実現のために主権を行使しなければならないと思う。大人の怠慢でこれ以上なんの罪もない子ども達が犠牲になるのは私にはとても耐えられない。
たしかに被害にあった子供たちは気の毒だとは思いますが、新聞を見たかぎりでは「仕方がないなあ」とも思いました。
だって谷の真下に住んでいるんだもの。
これならいつかは土石流に巻き込まれるのも当然のこと、
もう少し別の場所に住んでいたのならば被害にあわなかっただろう、と思いました。
現に谷からそれた他の住宅は被害にあわなかったのですから。
まあ「自業自得」とまでは言いませんが、そんな危険な場所に住んでいる人たちを助けるために、
借金に借金を重ねて莫大な資金を使って谷をセメントで固めて自然破壊をしなければならない、
というのであれば、納得できません。
自然災害になるのを含めて「日本の自然環境」だからです。
たとえば毎年々々洪水が起きますが、洪水地帯は同時に日本の穀倉地帯でもあります。
洪水が起きることによって土壌が豊かになりますから。
借金に借金を重ねて莫大な資金を消費して完全に洪水を止めてしまったら、耕作地が痩せます。
本末転倒でしかありません。
それでも借金が必要というのであれば、もういっそのこと日本列島をドーム状に硬質アクリル板で
すっぽりと囲ってしまってはいかが?
そうすれば台風も大雨も防げますよw
積極財政派はいくらでも借金できると主張するんだから、へーきですよねw
なんかもうね、こんな危険な土地に住んでおいて、当然のごとく災害にあってしまって、
政府に「山や川を何とかしろー!」と要求する人をみるたびに、
「なぜ自分の終の棲家を選ぶのにきちんと安全を確かめなかったのか?」と疑問に思います。
スーパーの一律150円のキャベツを買うのにだって、どれにしようかと選別するのに。
まるで高い金を出して安全な土地に家を建てた人をマヌケ扱いしているように思えます。
ほんとうに必要なのは借金を重ねることではなく、法改正をして規制を強化することです。
がけ崩れや土石流が起こるような危険な場所には住めない、家を建てられないようにすることです。
どこが危険な場所かは各自治体が把握しているはずです。
それこそ国民が主権を行使して政府に要求することではないでしょうか。