BIを語る輩には積極財政を語る資格は無い!

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コロナ対策で10万円の給付金が出る事を契機に、パソナ会長の竹中平蔵さんが導入を主張するベーシックインカムの議論が盛り上がっていますが、ベーシックインカムには、悪いベーシックインカムしか無い事を改めて皆さんと確認したいと思います。

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『ベーシックインカム論者はナゼこんなにケチなのか?』

 私がベーシックインカム(以下BI)論者の方々に聞きたいのは、彼らの唱えるBIの金額が余りに少ない点です。月5万円とか多くても、月10万円程度なのが不思議です。元々BIは、元祖ネオリベの、ミルトンフリードマンが提唱したもので、既存の社会保障を全廃し、その分のお金を個人にバラ撒くという政策なのですが、その微妙な金額の理由は、個人に政府が使っている社会保障の金額が、大体5万円から10万円くらいだろうとの事からでしょう。

『出来れば毎月100万円のBIを提言して欲しい!』

しかし今、流行中のベーシックインカムは、ユニバーサル・ベーシックインカム(UBI)と言って、既存の社会保障は、そのままで、単にカネを配るという政策提言です。でも、根っからの積極財政派の私としては、5万円とか10万円とかケチな事を言うのはヤボで、最低でも月30万円、できれば月50万円、希望としては月100万円くらいバラ撒いて欲しいですね。

『月1万円でも平安時代で考えれば大金だ!』

 ところがBI論者の中には、謙虚な方もいて、月1万円くらいなら何とかなる!という意見もあります。年間15兆円くらいなので、何の問題も無いでしょう。ただ、この1万円ですが、実は、江戸時代の日本人の月収くらいの価値があるとの意見もあるのです。確かに、現代人の暮らしは、エネルギー消費において、平安時代の貴族や、江戸時代の大名を凌駕する程の、贅沢さと考えると事も出来ます。

『現代人の庶民の暮らしは平安貴族を凌駕している?』

 平安時代には、電気も水道も無い訳ですから、平安貴族と言っても、公共料金未払いで、社会インフラを全部止められた現代の貧困層と同じです。回転寿司でお馴染みの生ウニやイクラは、冷蔵庫も車も無い社会では、貴族と言っても生涯食した事は無いでしょう。当然、海外旅行経験もゼロです。ところが現代人は、電気水道ガスの無い!車も飛行機も医薬品も無い!インターネットもテレビも無い!平安貴族と同じ生活には到底耐えられないでしょう。

『月ロケットより高性能のコンピューターを全員が所有する社会』

 平安時代まで遡らなくても、50年前の世界に戻って、21世紀の人類は、月ロケットより高性能なコンピューターを、全員持っている!と教えたら、皆、腰を抜かすほど驚き!そんなにテクノロジーが進歩したら、全ての社会問題は全部解決して、みんな遊んで暮らしているんじゃ無いか?と聞かれると思います。現実には、中間層が没落して、ブラック企業で皆コキ使われているんですけどね?

『少し前のパソコンより相当に進歩しているハズですが・・・』

 そもそも何十年も前の話を持ち出すまでも無く、我々が使っているパソコンなどは、相当性能が向上しているハズですが、使っている当人は、それほど高性能になった感じがしません。パソコンの性能が上がったのは良いが、ソフトの性能も上がって、結局、作業効率はプラスマイナスゼロ!というのは、社会の至るとこに転がっています。

『人間の欲望は無限大である』

 過去のテクノロジーの進歩を振り返り、未来を予想すれば、大体の事は予想できます。例えば、ZOZO創業者の前澤友作さんは、一回数百万円の会食を行い、百億円と噂される月旅行を予約しています。人間の欲望に際限はなく、テクノロジーの無限大の発展が仮に行われても、欲望も無限大に肥大化して、結果、それによって我々が労働から解放される可能性は、相当に低そうだと予想できます。

『純粋機械化経済でBIという妄想』

 ベーシックインカムの主張の中には、テクノロジーの進歩で、技術的特異点(シンギュラリティ)が起き人類が労働から開放されるという妄想があるのですが、歴史的事実を幾つかピックアップするだけで、到底起こりえない幻想だという事が解るでしょう。ベーシックインカムには、このような機械化経済なるファンタジーが隠れている事に注意が必要で、BI論者には、もっと現実的な問題に向き合い、具体的な提案をして欲しいものです。

『年間1500兆円の財政出動を主張すべき!』

 仮に一人あたり毎月100万円のユニバーサル・ベーシックインカムを行った場合は、日本政府の財政出動は年間1500兆円に達しますので、それは流石に無理だと誰でも分かりますが、BI論者の方には、それくらいの豪快な財政出動をしても、過度なインフレにならない!理由は、こうだから!と言って欲しいですね。無理だと思いますけどね?

『月10万円のBIは一体何なのか?』

 10万円の定額給付金で問題になったのは、コロナ禍で被害を受けた方々にとっては、その金額が少な過ぎるという点です。これはベーシックインカムでも同じで、1万円や5万円や10万円のBIでは、到底、我々は暮らして行けません。1万円としたら、これはお小遣い程度の金額でしょう。お小遣いでも助かる!という方も居るかも知れません。でも、これは誰のお小遣いなのでしょうか?

『竹中平蔵の賛成する事は全て間違っている!』

 コロナ禍の中で、先日しれっと通過した法案に「スーパーシティ法案」があります。未来都市を作るなら結構な事じゃ無いか?と思う積極財政派の方もいるかも知れませんが、パソナ会長の竹中平蔵さんが推進する政策は、絶対ウラがあると思うのがデフォルトです。結局、その手のパソナがチューチュー美味しい中抜きをするアイテムが満載された法案だったのです。まあ、ベーシックインカムも全く同じです。

『ベーシックインカムは企業に対するお小遣い』

 私がベーシックインカムに対して、その金額が少な過ぎると怒っているのは、そんな少ない額のBIでは、結局、お小遣いに過ぎないと言っているのです。そして、問題は、誰に払われるお小遣いかという点です。ハッキリ言いますが、雇用主に対するお小遣いです。企業に報酬の補助金として支払われるのが、ベーシックインカムの大きな問題の一つです。

『月20万円の給料が月15万円に減額される!』

 BI論者の方は、短略的に1万円でも5万円でもBIが、導入されれば、それが、現状の所得に上積みされると思いますが、大きな間違いです。仮に1万円からBIが始まり毎年上積みされて行く場合、実際には我々の所得は毎年少しづつ減って行くでしょう。20万円の給与の人が、5万円のBIを受け取れば、25万円の報酬に増えると思い込んでいるのでしょうが、実際に起きるのは、給与が15万円に減る現象です。

『構造改革は小さく生んで大きく育てる』

 構造改革とは、徐々に社会を変革して気づいたら、社会が全く変質しているという現象です。平成以降の日本では、そのようにして徐々に、このような構造改革路線で社会が衰退してきました。大店法、日米構造協議、大学の独立法人化、消費税、移民問題などなど、全て小さく生んで大きく育てる手法です。ベーシックインカムも、毎月1万円からスタートで、10年後に5万円になった時には、我々の給与が5万円分減っているでしょう。

『BIだけで生活して行けるだけの金額を主張せよ!』

 だから是非、ベーシックインカムを主張する皆さんには、月1万とか5万とか10万とかケチな主張はぜずBIだけで生活して行ける金額を主張して頂きたいと思います。それが論理的に成り立つなら、現実の政治に落とし込んで、徐々に実現するという手法はアリだと思います。繰り返しますが、中途半端なBIは、雇用主に対する給与補助金に過ぎずBI分我々の所得は減る!と私は断言します!

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