ヨーロッパはムハンマドだらけに?
ベルリン:2018年男子新生児で一番多い名前が「ムハンマド」
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ドイツ語協会の調査結果が公表されましたが、それによると、ベルリンで一番多かった男の赤ちゃんの名前は【ムハンマド】でした。
2015年、メルケル首相が国境のドアを勢いよく開け放ち、100万人以上の中東や北アフリカの―多くがイスラムの背景を持つ―移民がドイツに入国しました。
MuhammedやMehmetなど様々な綴りの違いはありますが、それらをMohammedとして集計すると、ドイツの首都ベルリンで生まれた男の子の名前で一番人気となったとドイツのタブロイド紙 Bildが報じました。
この流れはベルリンだけではありません。
ドイツ語協会によると、16ある州の内6州でムハンマドがトップ10以内にランクインしています。
ムハンマドはブレーメンでも人気となり第3位となりました。
ハンブルク、ヘッセ、ザールラント、ノルトライン・ヴェストファーレンでは2018年、ムハンマドが最も人気のある男の子の名前リストのトップとなりました。
ドイツ語協会のマネージングディレクターAndrea Ewels氏が、ムハンマドという名前の台頭は移住の波に関連していると述べました。
ドイツ全体での男の赤ちゃんの名前トップ5は、Ben, Elias, Maximillian, Alexander, Paulとなっています。
女の赤ちゃんは、Emmaが一番多くて Hannah, Mia, Sophia, Emiliaと続きます。
ムハンマドはドイツ全体ではまだトップ10入りを果たしていませんが、2017年に、たった10年で97位から24位と劇的に増えているとドイツ語協会が報告していました。
大量移民の波に見舞われた他のヨーロッパ諸国でも似たような変化が起きています。
隣のオーストリアは、2017年にムハンマドが第3位となっています。
フランス国立統計経済研究所(INSEE)が2018年9月に公表したデータによると、パリ郊外の移民集住地区において、男の赤ちゃんの名前で一番多いのがムハンマドとなっています。
英国で公表された政府統計によると、イングランドとウェールズで男の赤ちゃんの名前第1位は、6年連続でムハンマドです。
ドイツ:首都ベルリン、2018年に生まれた男の子の名前で一番多かったのはムハンマド | ナスタチウムのブログ | 2019年05月19日(日)