ネトウヨがいう「普通の日本人」像とは?盲目の愛国は亡国への道

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 昨今のネトウヨ報道や記事では、以下のようなことが報じられます。

  1. ネトウヨ化現象が、全世代に広まっているのでは?
  2. 高齢者のネトウヨ化
  3. じつはネトウヨは、以前いわれていた「低所得でオタク」というイメージではない

 ネトウヨという現象が始まって20年になります。実証的な統計や研究が進み始めています。その研究の中で、様々なことが明らかになりました。

 本稿ではネトウヨがいう「普通の日本人像」を通して、ネトウヨという現象に再フォーカスしたいと思います。

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ネトウヨのいう「普通の日本人」とは?

 ネトウヨは「自分たちは普通の日本人だ」ということを、よく強調します。したがってネトウヨのいう「普通の日本人」とは、ネトウヨ自身を投影したものなのでしょう。
 ではネトウヨのいう「普通の日本人」の、特徴を列挙してみます。

  1. 韓国や中国が「普通は」「知っていたら」嫌いだ
  2. 日本には反日勢力が存在している。知らない人たちに知らせなければ
  3. 反日勢力から日本を守るため、日々ネットで情報発信をする

 ネトウヨがいう「普通の日本人」のイメージとは、上記のようなものでしょう。では大多数の上記に当てはまらない日本人は? というと「知らないだけ」「目覚めていないだけ」ということになります。

 反日勢力や偏向報道の存在を「普通の日本人」が知れば、目覚めて自分たちのように戦う。これがネトウヨのもつ世界観です。

マジョリティでもなくマイノリティでもないネトウヨの世界観

 ネトウヨは人口のおよそ1~2%ほど。統計上ではこのようにいわれます。ネトウヨは現実としては――裾野が広がりつつはあるものの――少数派です。

 しかしネトウヨの中の世界観では、二重基準が前提条件となっています。

  1. 「真実に目覚めた少数派の愛国者」という特別感
  2. 「自分たちは普通の日本人(多数派)」というマジョリティへの依存

 上記は「自分たちは普通の日本人(真実を知った特別な)」という設定をみれば、明白です。
 ゆえに「目覚めよ」という言葉は、ネトウヨの中で多用されます。決して「理解者を増やす」ではなく「自分たちは目覚めた人」という優越感をもって「目覚めよ」は語られます。

 まとめると

  1. 数字では少数派なのに、(普通の日本人と)多数派ぶりたがり
  2. 多数派ぶりたがるのに、多数派を「真実を知らない。目覚めていない」と見下し
  3. 少数派であることに特別感をいだきつつ1.に戻る

 ということになります。マジョリティとマイノリティの「いいところだけ」を欲している、と解釈できます。

ネトウヨのいいとこ取りで盲目・愛国・亡国への道

 ネトウヨのダブルスタンダードや、情報の切り貼りは今に始まったことではありません。都合の良い情報のみを選択肢、都合の悪い情報はフェイクニュースや捏造と言い張ります。

 一例を上げれば、安倍政権の支持率です。低いときはフェイクニュース、捏造です。高いときは無条件に信じ込みます。あれだけ嫌いなマスメディアの、出した数字であるにも関わらず!

 都合の良い情報ばかりを取捨選択していると、最終的にはどうなるでしょうか? 自身の認識と現実のズレが、非常に大きなものになっていきます。大抵は自身の認識より、現実のほうが遥かにひどいことになっています。

 2008年以前、ネトウヨによれば日本は「中国おそるるに足らず」でした。戦争になっても勝てるし、経済でも負けるはずがない。ところが2010年には中国にGDPで追い抜かされ、いまでは現代の日中戦争を語ることすらバカバカしいほどに、軍事費は差をつけられています。

 認識より遥かに現実が、ひどいことになる一例でしょう。こうして「盲目→愛国→亡国」へと至るのです。

ネトウヨじゃないけど、普通の日本人の「普通」を考える

 普通とは何でしょう? ググると以下のようにありました。

いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないさま。

 多数派やマジョリティ、一般的なという表現が類義語でしょうか。政治や経済の話で考えてみます。

  1. 安倍政権の支持率から、安倍政権支持は「わりと普通」
  2. 財政問題を信じているのは普通
  3. 緊縮財政はしょうがないと思うのが普通

 考えてみてわかりましたが、筆者や進撃の庶民の読者諸氏は「普通ではなかった」ようです(笑)
 少数派には、いくつかの選択肢があります。

  1. 多数派の理解を得ようと、情報発信などの努力をする
  2. 多数派の理解のなさを冷笑する、ないし優越感に浸る
  3. 多数派の動かなさに絶望し諦観する

 ネトウヨの行動や思考は――ネトウヨは多数派でもありたいみたいですが――、2.に属するでしょう。我々が何を選択するのか? それもまた、皆様の選択次第なのです。

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Muse

>考えてみてわかりましたが、筆者や進撃の庶民の読者諸氏は「普通ではなかった」ようです(笑)

今頃気づかれたのですか?個人的には、進撃の庶民のプロガーや読者たちは、(いわゆる世間一般から見て)圧倒的少数派で、いわゆる「普通ではない」ということは当に分かっていました(ただ、西部 邁さんの著書「世論の逆が概ね正しい」とある通り、我々が正しく、世論が間違っているだけ)。

つまり、数の上では、緊縮&構造改革&グローバル化政策で国家破壊驀進中の現政権をヨイショする連中、つまり政財界やメディアのエゴイストども、それから(いつもヤンさんが槍玉に挙げる)ネトウヨのクズどもを合わせた人数と比べて極めて少数。非常に残念なことですが。。。

だからこそ、いまだに、安倍クズ政権を支持する多くの(ネトウヨ以外の)無知な国民に対しても、個人的に非常な憤りと嫌悪感を感ずるわけです。ある意味、多数派を「真実を知らない。目覚めていない」と見下しがちなところが、ネトウヨのクズどもと共通するところがあり、自己嫌悪に陥りがちになります(笑)。

それから、ヤンさんのブログでは、いわゆるネトウヨを槍玉に挙げ、彼らの心的特性の分析が今まで行われていますが、緊縮財政&新自由主義&グローバリズムを信奉する政財官界のエリート(と称されている人間)達も、反日国賊売国政権を支持しているという点で、ネトウヨに劣らず日本社会のクズです。是非ともこいつらの心的特性の分析も期待しています。

当ブログは2019年5月に移転しました。旧進撃の庶民