台風19号 「桜づつみ」をたんなる美談にしてはいけない

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11月13日のNHKニュースウオッチ9の「台風19号 生かされた教訓 水害伝える歌碑が促した避難https://www9.nhk.or.jp/nw9/digest/2019/11/1113.html」というタイトルの特集を見た。  台風19号で千曲川の決壊で大きな被害が出た長野市で小学校の児童達が江戸時代の水害を題材にして作った劇や歌が避難を促し、多くの命を救ったという内容であった。

 

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防災教育を緊縮の世論誘導に利用する財務省の意図を感じた

私がひねくれているのかもしれないが、これを見て、防災教育の成功を美談にすることで、今回の水害が財務省の緊縮財政による人災であるという事実を隠ぺいし、今後も緊縮財政を継続するためにハード軽視、ソフト偏重の防災に世論を誘導しようという意図を感じた。

[2019.11.04放送]週刊クライテリオン 藤井聡のあるがままラジオ(KBS京都ラジオ)

 

度々水害が繰り返されていたのに何もしなかった緊縮政府の大罪

もちろん、防災教育によって命が助かった人がいたことは幸いなことだが、このような歌や劇ができるほど過去に水害が度々起こっていたにもかかわらず、カネをケチり、堤防強化などの治水対策を怠り被害を出した財務省の大罪を見逃してはならない。

実際に被災者になれば「命だけでも助かって良かった」なんて言ってられない

小学生の時に「桜づつみ」の作詞や劇に参加した一人の寺田由希音さんとご家族は、全員避難して幸い命は助かったものの、自宅やリンゴ畑が浸水被害を受けている。自宅の再建やリンゴの生産再開をするための経済的負担は大変重いものになるだろうし、大切な財産を失った精神的ショックも大きいだろう。被災者の立場になったら「命だけでも助かって良かった」なんてのんきなことは言ってられないはずだ。それに、避難をしたからといって命の危険が全て去ったわけではない。衛生状態悪化による感染症、粉塵による呼吸器疾患、避難生活や復旧作業の疲労による疾病、精神的ショックによる自殺など災害関連死のリスクはソフト対策だけでは完全には防げないのだ。   だから、堤防整備などのハード面の治水対策を強化することで被害を可能な限り防ぐことによって、不幸にも被害が出た地域への迅速かつ集中的な手厚い支援を可能にし、早い復旧・復興を図ることが必要なのである。

「なす術もなく」は緊縮派の言い訳

「自然の猛威に人はなす術もなく」という歌詞は私には財務省の責任逃れにしか聞こえない。  江戸時代の技術なら確かになす術がなかったのかもしれないが、今は違う。利根川は八ッ場ダムの効果で本流の決壊を免れ、横浜市を流れる鶴見川はかつては「暴れ川」と呼ばれていたが、日産スタジアムの遊水池などのおかげで流域の浸水被害は防がれ、首都圏外郭放水路は首都圏の被害を大きく軽減した。つまり、千曲川の決壊はなす術がなくて起こった被害ではなく、躊躇なく建設国債を発行して徹底的に治水対策をするという真っ当な政策が実行されていれば防げたはずの被害なのである。   

二度と過ちを繰り返さぬために私達がすべきこと

二度と同じ過ちを繰り返さないために私達国民は、100%自国通貨建てで国債を発行している日本政府に財政破綻のリスクは全く無く、インフレ率の許容範囲内なら防災対策に財政制約は無いという事実を知ったうえで主権を行使しなければならない。


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