GDP恒等式をどう捉えるか?

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GDPとは? GDP (Gross domestic product) とは国内総生産の事である。 国内総生産とは国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額を示す。

一般に
国内総生産(GDP)≡   民間消費(C)+民間投資(I)+政府支出(G)+(輸出X-輸入M)
と表現される.
GDP≡C+I+G+(X-M)

(X-M)を純輸出NXと表し、簡潔に表現すると以下の様になる。
GDP≡C+I+G+NX*  (*NXは純輸出を示す)


GDPの恒等式(簡易型)をどう捉えるか?
GDP≡C+I+G+NX     (NXは外部与件)
この恒等式は必ず事後的に成立する。


辺のGDPを先決する場合
G(政府支出)を増やすと
他の構成要素であるC(民間消費) I(民間投資) NX(純輸出)のいずれか又はいずれも減少する。

金融政策は重要ではあるが、ここでは詳しく論及しない。

ぜ政府支出を増大させると民間消費や民間投資、純輸出減少するのか?
GDPが先決されている為政府支出だけでなく他の構成要素を増やすとその他の構成要素は同額減る構造となっている。
②政府支出の増大は金利の上昇をもたらす(ならば)民間投資を締め出すという理論がある(クラウディングアウト
③(金融政策を併用しなければマンデル=フレミング・モデルにより純輸出が減少する。詳細は省く為、粗雑な説明となるが、財政支出を増やし内需拡大した分だけ、純輸出が減少するので、財政支出の増大による内需創出効果は純輸出の減少によって相殺される説明されている。
④仮に一時期に政府支出を増大させても、その後にそれと同額を増税によって民間部門から徴税したり、財政支出を削減するという緊縮財政政策を用いた場合は理論的にはGDPは不変となる。※1※2※3
(※1政府支出以上の額を増税しても、他の構成要素が同額増大すると仮定するとやはりGDPは不変となる)
(※2もちろん理論的にはという話であって、現実にはGDPは減少する。
(※3デフレ下では実質GDPは見かけ上増加するが、名目値ではゼロ又はマイナスであり、深刻な不況をもたらすのは自明である
何故デフレ下では 実質GDP>名目GDP となるのか? その理由については当記事の最後にある参考リンクに簡潔な説明がなされている。 必要に応じて各自参照されたし。

再掲 GDP≡C+I+G+NX    (NXは外部与件)

辺から左辺への因果律(GDPの決定式)として捉える場合
右辺(C+I+G+NX)の総和が左辺(GDP)となる。
ここで動かせる変数はG(政府支出)である。
政府支出の増大が民間投資を誘引するのなら(クラウド・イン)又は他の構成要素が一定であるならば政府支出の増大はGDPを増加させる。

<参考リンク>
今さら聞けない 名目GDPと実質GDPの違いとは何か | マネー | おすすめコラム | 大和ネクスト銀行
「名目GDP」と「実質GDP」は一体何が違うのか、聞いたことはあるけれど自信がない方のためにGDPについて解説していきます。

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内閣府の政策(経済財政、科学技術、防災、沖縄・北方、共生社会(含む少子化)、男女共同参画、安全関連(食品・原子力・交通)等)、統計・調査(GDP統計、世論調査等)、白書・年次報告書、パブコメ・意見募集等を掲載。

名目値と実質値の違いは? - 内閣府
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