未来を無視して安易なインバウンド観光の復活を唱える民間経営者共の守銭奴ぶりを非難せよ

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観光にしか生き残るすべがないと思ってしまうのは、健全なことではないだろう。何しろそれ自体は、今のあり物を遺産として食いつぶすことが基本的な活動となってしまうのである。一時的にはそうであっても、持続可能な観光にするためには、別の産業がなくては意味がないのである。(サクラクエスト)この話でも、「観光」しか頼るものがないことは衰退の象徴として書かれるているようにも見える。

観光キャンペーンをやれ、というのが、一貫して国を売り続ける竹中平蔵率いる国民の豊かさより企業のカネもうけしか目がない経営者連中からなる首相諮問機関未来投資会議の言いたいことである。そんなところに日本の未来をかけるというのが彼らの結論だ。

しかし、我々の未来をかけてやるべきところは、そこではない。

開放感を演出するためにはそれもある!といいたくなるかもしれないが、今回の新型コロナのパンデミックでわかったことは、グローバル経済など、実は非常に脆弱なものであり、ある意味ちょっとしたことで多くの前提が崩れ去り、うまく回らなくなるものであるということである。逆にそれに強靭であるためには、いかに、国の単位で独立にモノが成し遂げられるか、ということにかかっているだろう。日本はあまりにも、自分の国をないがしろにして、米国、中国をはじめとする国々に頼り切ってきた。当然そのおかげで、国民が貧困化したということもあるが、それよりなにより、頼ってきた国々が余裕をなくすと簡単にそのつながりも断ち切られ、依存していた分疲弊もしていくのである。

このことは、金持ち連中が、国民を貧困化させる代わりにずる賢く設けてきたこと以上に実に日本の危機的な状況が露呈されたことにもなるのだ。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200305-00000600-san-bus_all

新型コロナ終息後に大規模な観光キャンペーン 政府の未来投資会議

3/5(木) 20:11配信

構造は変えなければならない。

観光キャンペーンは、国内の観光客に来てもらうようにすることがポイントだろう。

同じように中国依存のインバウンドであれば、当然ながら、あらゆることがその国に依存し、その国の言うことを聞くしかなくなるのである。自分たちのことを自分たちで決められない状況を作り上げることは実に愚かなことであり、今回のコロナ騒ぎとは別のことで厳しい状況に置かれることを覚悟しなければならないのである。未来投資会議の面々は、その未来と言う名前とはうらはらに国家の行く末など全くあんじていないのである。

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