阪神淡路大震災25年 政府は国民に地震保険薦めるより耐震化の予算を増やせ

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6434人の方が亡くなった阪神・淡路大震災から25年が経ったが、私達はこの教訓を十分活かすことができているだろうか。

地震保険CM③(政府と共同篇)
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最近よく目にする地震保険のCM

最近、こういうCMが頻繁に流れている。たしかに、地震保険に加入した方が良いというのは言うまでもないが、政府には国民に地震保険加入を啓発することより他にもっと力を入れなければならないことがあると私は思う。
 

保険金が出ても地震で死んだら何も意味が無い

阪神・淡路大震災の被害状況を見れば、地震保険への加入は命を守るうえにおいては全く役に立たないことがわかる。地震の事前予知は不可能である。突然家が倒壊して死んでしまったら保険金が出ても何の意味もないのだ。  日本は地震多発国であるため地震保険の保険料は高い。しかし、そんな高い保険料を負担したとしてもひとたび地震で家屋が被災したら、その多額の損害を保険金だけで回復することは難しい。

 

耐震化すれば命も財産も完璧に守れる

一方で、地震保険に加入してなかったとしても、家に耐震化対策が完璧に施されていればそこに住む家族は死傷せずに済み、経済的損害も極めて小さくできることは明白である。   であれば、政府は国民に地震保険を薦める前に、やれ「財政規律ガー」、やれ「財源ガー」とつまらぬことをいつまでも言ってないで財源がないならさっさと躊躇なく国債を発行し、住宅耐震化への補助金拡充などの積極財政をすべきだろう。

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なぜ保険業界から政府へ積極財政を求める声が上がらないのか?

 これは勿論、保険会社や契約者にとっても大きなメリットがある。住宅が耐震化されれば地震による被災リスクが小さくなるので当然契約者は安い保険料で加入でき、保険会社も保険金の支払い額を抑えられる。このように極めてメリットの大きい積極財政による耐震化推進を求める声が保険業界からあがってきても全く不自然ではないと思うが、実際にはそれがあまりないのはとても不思議だ。

 

地震対策におけるグローバリズムのトリニティ

水道民営化問題で以下のようになっているのと同様に、
(現象) 水道管が老朽化。

水道管の交換が必要

(緊縮) 政府は水道メンテナンスに
おカネを一切、使いたくない。

(規制・自由)コンセッション方式の民営化。
外資OK。

(真の目的) 日本の水道サービスを
「ビジネス」と化し、

利益を稼ぎ、
株主に配当金を支払いたい。

地震対策についても、

(現象) 地震多発国の日本で住宅の耐震化が遅れている。

(緊縮) 政府は住宅耐震化に
おカネを一切、使いたくない。

(規制・自由)金持ちは自力で地震に強い家に住んだり、高い保険料を払って地震保険に入れる一方、それができない庶民は見捨てられるがそれは自己責任。

(真の目的) 保険業界は多額の利益を稼ぎ、株主にたくさん配当が支払われる。

  というように、グローバリズムのトリニティが関係している以外に政府が積極財政による地震対策に消極的で、それに対し保険業界が異論を唱えない理由が思いつかない。

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阪神淡路大震災の教訓を生かしグローバリズムのトリニティからの脱却を

阪神・淡路大震災の教訓を顧みない政府のこのような行いに対し怒り、積極財政による耐震化推進という真っ当な政策へのピボット(転換)を迫ることこそ、私達が6434人の方々の犠牲に報いる唯一の方法なのではないだろうか。

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黄昏のタロ

お邪魔いたしますです。

>耐震化すれば命も財産も完璧に守れる

 耐震基準をクリアしないと建物が建てられないです。建築許可が降りません。

 あ る 意 味 自 腹 で す。

 住宅ローン控除で、行って来いですね。

 耐震基準が変わった昭和56年以前の建物は、耐震補強に補助金が降りる市町村が有ります。

 残る問題として、家が大丈夫でも家具で死ねるって現実です。免震とかのお金持ち用の建て方じゃないとですね。500万くらい高くなるらしいです。
 おいらが小学生の頃。毒親のせいで、全然たいしたことない地震で蛍光灯が落ちてきたです。しかも、おいらの部屋で。直撃ならそこそこの怪我をしたはず。知ったか振りで、ちゃんとロックしてなかったのです。

>なぜ保険業界から政府へ積極財政を求める声が上がらないのか?

 政府と組むことでようやく実現してるのではないでしょうか。再保険だそうです。
https://www.mof.go.jp/financial_system/earthquake_insurance/jisin.htm#2

 自然災害による被害への保険は厳しいです。事故や火災と違って、同時に大量の被害と支払いが発生するからです。
 自動車のように自賠責みたいな形にして、安く広くって方が現実的かもです。

斑存・不苦労

>(インフラストラクチャー等の)外資民営化

って、昔(でなく今の平和憲法洗脳立憲下では国境なきトラスト友愛ミーだと言うだろうけど)であれば列強国の植民地なんですね(国際通信の日本史;石原藤夫著を読んでいて改めて認識してます)。
考えてみると中東の国の石油資源と言うのは全て外資の会社の手にあり、イランとかが発言しているのは傀儡でしかない気がしてなりません。フセインはそれに逆らったから石油メジャー大統領ブッシュに嘘八百情報で始末された。

 先日総理は中曽根氏との過去の対談を持ち出し改革云々かんぬんどや顔答弁をしていました。ことごとく民営化を進めていることが日本を日本でなくしてしまうことと理解していないのであります。小泉Jr.の民間保険ビジネス誘導鞭撻にしろ、新自由主義からちっとも抜けれない人達ばかりです。鳩山由紀夫氏だけが虐められていたのが可哀想でなりません。
先日もパソナークロー前原議員の国債発行に関する質問に総理は発行額は増やしていません!と自信を持って?発言してたそうですが、こんな答弁じゃお二人供、緊縮嗜好で経済成長出来ると思い込んでいる場違いな争いです。まぁ隅から隅までパソナークロー、ミスターTのしもべのお友達でしょうから喧嘩するわけもないのであります。

 失礼しました。

当ブログは2019年5月に移転しました。旧進撃の庶民