ローマ教皇の政治的発言

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ローマ教皇が来日されて、被爆地の広島・長崎を訪問され、天皇陛下や安倍総理と会見された。

キリスト教のカトリック教会の最高指導者の来日は、多くのキリスト教徒の日本人に元気を与えただろう。
道徳的にはローマ教皇の仰ることには、我々一般の日本人も傾聴に値することも多かったし、敬意を表さないといけない。


しかし、河合としては、保守主義者の岩田先生同様にローマ教皇の政治的発言については賛成できない面もある。
以下は、岩田温先生の記事だ。

ローマ教皇が中国へ接近か?

ローマ教皇は日本に来日されて、以下の三つの政治的発言をなさった。
・核兵器を使用も保有も許されない。
・日本は難民を受け入れるべき。
・原発を止めるべき。
反原発や反核を主張する方々、つまり左翼に多い方々が、ローマ教皇の発言に大いに喜んでいる。
しかし、ローマ教皇は理想を追求する宗教では最高指導者だが、冷酷な現実で時には汚い選択を下さねばならない政治家ではない。
そこのところは考慮しなくてはならない。
原発を止めれば、確かに危険な原発事故の可能性はゼロになるが、原子力不足からの化石燃料による火力依存と化し、エネルギー安全保障上偏りが出てしまう。
頼るエネルギーの種類を火力発電ばかりにするのは、中東情勢の危うさから回避すべきだ。
軍事的には、日本はアメリカの核の傘で守られているのであり、アメリカ軍の日本撤退後は、日本は核兵器を独自保有するだろう。
日本の将来の核保有は規定路線である。
そうでないと、日本の軍事力ではロシア・中国の二大核保有国の軍事的脅威に対抗出来ないからだ。
ローマ教皇は核なき世界に進むべきと主張されているが、先ずは戦争や戦死者がいない世界に進むべきだ。
核兵器は、それを無効化する新兵器やそれ以上の破壊力を持つ兵器が出現しないと、この世から完全に無くならないだろう。
難民や移民に関しても、大量に日本に受け入れたところで、日本人と難民・移民の衝突が激しさを増すばかりだろう。
実際にドイツでは、イスラム教徒の一部の過激派連中が、スーパーや店の酒棚の酒を大量に破壊している。
上記事件は、死者が出なかったのが不幸中の幸いだったが、他にも大小様々な事件・トラブルが発生していることからも、難民・移民の大量受け入れは避けなければならない。
そもそも、国連や世界各国は、難民・移民をただ大量に受け入れるだけでは限界があった。
今後は、難民・移民の送り出し国となっている発展途上国の政治・経済情勢の安定をはかることで、難民・移民の故郷への帰還が求められるだろう。
ちなみに、安倍総理とは拉致問題も話し合ったそうだ。
だから、ローマ教皇は決して、北朝鮮を擁護して日本を罵倒するような似非人権屋などではなく、様々な被害者家族・被害者遺族に寄り添っていることは伝わってきた。
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