経済

政治・時事

ベーシックインカム給付金から国民を守るMMTと、ケルトンの魔法のシンク

  給付金やベーシックインカム(BI)の問題については、過去二度のエントリーで詳細に論考しましたが、読者の皆様の誤解の中に「合成の誤謬」がある事に気づきました。8月末には、レイのMMT教科書の翻訳本の出版され、表現者クライテリオンのMMT特集が書店に並ぶなど、タイミングよくMMT(現代貨幣理論)の情報が出てお...
2019.09.17 14:45
経済

日本経済の復興。左派の経済侮蔑、右派の実体経済侮蔑を乗り越えること。

立憲民主党の党首枝野氏が昨年に真の保守演説をしたことを思い出すと、経済に対する態度が緊縮に触れてしまうことの納得のいかなさは大いにある。政治の関心の中心は近代国家の国民の生活活動の集合体である経済であるべきなのだ。ここで、勘違いしないでほしいのだが、経済はカネを集めたり増やしたりすることとは直接関係ない。その...
政治・時事

京アニ事件からベーシックインカムをMMT的に論考する

 35人もの尊い命を奪った京アニの放火殺人事件ですが、犯人は生活保護を受給していたとの報道もあります。カネを配れば全てが解決すると妄信する給付金論者は、この現実を、どのように受け止めるのでしょうか?ベーシックインカムに否定的な事で知られるMMT(現代貨幣理論)を理論的な背景に、日本社会が壊れる惨状を食い止める...
2019.08.18 16:02
現代貨幣理論(MMT)

MMTの源流にして基礎、ゴドリーのSFCモデルとは?

先月(2019年7月)、MMTの提唱者として脚光を浴びているステファニー・ケルトン教授が来日し、日本で2日にわたって講演をしました。 私も2日目の講演に参加しました。(1日目の講演にも応募したのですが、落選しました。) 2日目の講演の様子は、Kestrelさんが記事に纏めてくださっていますので、皆さんご覧ください。...
経済

ベーシックインカムは公共投資拡大の弱点を補うためにこそ実現すべし

ベーシックインカムの最大の利点とは、働きたいけど働けない人々を相対的貧困から救うことが可能になることです。 経済政策として、公共投資の拡大は極めて有効ですが、弱点があります。 公共投資による乗数効果では弱者にお金が行き渡らない可能性が高いのです。
経済

資本主義とは?わかりやすく簡単に解説-知ってるようで知らない資本主義

 資本主義。よく使用される言葉です。では「資本主義の定義とは?」と聞かれて、スラスラ答えられる人はいますか? じつは、ほとんどの人が答えられません。知らないのです。 かの有名なカール・マルクスなら「生産手段を資本家階級が有し、自分たちの利益追求のために、労働者に生産させる制度」と答えるでしょう。 主流...
経済

【論文要約】『現代の経済における貨幣:入門』~現代貨幣の種類について

貨幣に種類があるということとその重要性はあまり知られていません。今回はイングランド銀行の四季報から、貨幣の種類を論じた論文の抜粋をします。(全訳はその内経済101に掲載されるかもしれません。その場合この記事は削除される可能性があります。) 本論文は、中野剛志氏が『富国と強兵』などで紹介した論文『現代経済にお...
政治・時事

給付金ベーシックインカムBIは、ナゼこの世の地獄なのか?

給付金ベーシックインカムは、財政政策の大麻である 仮にですが、抗癌剤や風邪薬と同じく、同じクスリなのだから、大麻を合法化しろ!と語る人がいたら皆さんどう思うでしょうか?私は、同じ財政政策でも、減税や政府支出の拡大と、給付金やベーシックインカム(BI)は、全く違うと考えています。例えば、末期癌患者にモル...
2019.08.06 21:17
経済

経済は何のためにあるか。中国に技術というネギを背負った鴨となる日本のグローバル企業。

かつての国民企業は国民を忘れた企業になってしまったのかトヨタもグローバル企業であるという認識が強くなってきて、とにかく市場を確保してたくさん売らなければならないという意識が最優先となっている。もともとは、日本の企業という意識が強くその中で自信を持ってきたはずであるが、バブル崩壊以来の日本経済の低迷、2...
現代貨幣理論(MMT)

信用貨幣論と商品貨幣論の貨幣史-信用と負債と現代貨幣理論(MMT)

 報道される現代貨幣理論(MMT)批判を見ていますと、いかに「経済学者が貨幣に無頓着で、無知であるか?」が見えます。 無頓着、無知であるばかりか、むしろ避けたがっているようにすら見える。 一般に流通している貨幣の起源のイメージは、「物々交換から経済は発展し、人類は貨幣を発明した」ではないでしょうか? ...
現代貨幣理論(MMT)

MMT(現代貨幣理論)国際シンポジウムに参加したら、感動でした。

アメリカのニューヨーク州立大学のステファニー・ケルトン教授を日本に招聘し、現代貨幣理論の神髄を学び、日本にMMT旋風を巻き起こすことを目的としたシンポジウムが2019年7月16日(火)に開催されました。 印象的に感じたことを備忘録的に記載します。
2019.07.19 21:02
経済

政府支出の清濁にこだわる勿れ

ついこの間、ネット上で、“アベノミクスで雇用爆増! 景気もついにいざなぎ・いざなみ超え 安倍ちゃん大勝利‼”と叫んでいたバカを多数見かけたが、現実は冷酷だ。『30、40代「貯金ゼロ」が23% SMBCの金銭感覚調査』(毎日新聞)「 SMBCコンシューマーファイナンスは6日、30~40代の金銭感...
経済

インフレの種類③ ~ コストプッシュインフレ ~

デマンドプルインフレは、需要>供給、つまり需要が供給を上回ったときに起こるインフレ(物価の上昇)ですが、需要と供給のバランスに関係なくインフレが起こることがあります。 それがコストプッシュインフレです。 原材料費や燃料費などの経費が値上がりし、モノやサービスが売れる・売れないに関係なく物価が強制的に引き上げられてし...
2020.05.09 21:58
経済

インフレの種類② ~ デマンドプルインフレ ~

需要>供給、つまり需要(モノやサービスを買いたいと思う人)の方が、供給(モノやサービスを生産・提供する人)よりも多くなったとき、モノやサービスの価格(物価)は上がります。デマンドプルインフレ(demand pull inflation)とは、まさしく文字通り、需要(demand)に引っ張られる(pull)インフレのこと...
現代貨幣理論(MMT)

機能的財政論・財政赤字問題なし論を支える現代貨幣理論(MMT)

 財政赤字に問題がない、というのは財政拡大派のコンセンサスでしょう。おっと! 現代貨幣理論(MMT)嫌いのあなたも、閉じないでください(汗) ずっと疑問でした。なぜ「自国通貨建てだから」という議論は広まらず、現代貨幣理論(MMT)がこれだけ報道されるのか。良くも悪くも、広まるのか。 かなり考えましたが...